イジメられてる僕と、不良の君。【完結】

『イジメられてる僕と、不良の君』

第三話

ｺﾞｰﾝｺﾞｰﾝ(ゲーム内)

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｫｫｫｫｫｫｫﾝ(現実)

本当にやばいな。

ゲームに集中しすぎて四限もサボってた。

お昼休みすら気付かないなんて………

聡美くんはまたのんきに答える。

ｶﾞﾗｯ

と僕が謝る横で聡美くんは

これまたのんきにあくびをしていた。

自由過ぎないか？

先生も諦めたようで、これ以上注意はされなかった。

先生、ご苦労お察しします。

ｶﾞﾀｯ

自分の席に着いた僕は窓の外を眺めながらため息をつく。

まさかあんなに時間が経っていたとは……

でも、

聡美くんも普通に優しいかったし面白かった。

不良っていう噂はデマだったのかな？

ﾂﾝﾂﾝ

と、紙切れを渡される

え～と、なになに？

『放課後旧校舎』

行きたくないなー

‐次回‐

恋論くんがイジメられる。