菊
はぁっはぁっ
菊
ル、ルートさん!
ルート
菊!
ルート
フェリシアーノは大丈夫だ!
菊
よ、、、よかった、、、
ルート
ただ頭を強く打ったらしく、、、
ルート
記憶がないらしい、、、
菊
えっ、、、
ルート
とりあえず行こう
菊
わ、わかりました、、、
菊
(フェリシアーノ君の記憶がないって、、、もしかして、、、)
ルート
今戻った
フェリシアーノ
あ、おかえりー、、、いてて、、、
菊
大丈夫ですか?
フェリシアーノ
?、君誰?
菊
、、、ぁ、、、
ルート
彼は、、、
菊
あなたのお友達ですよ、ルートさんと同じ
フェリシアーノ
そっかー!友達か〜!
フェリシアーノ
俺2人のことよく覚えてないけど、、、仲良いんだよね!
ルート
そ、そうだが、、、
ルート
菊、、、?
菊
いいのです、もう
終わりかけていましたから
フェリシアーノ
へぇー!そうだったんだ!
菊
ええ、とっても面白いですよね!
ルート
あの時はハラハラしたが、まぁそれなりに楽しかったな
フェリシアーノ
ふふっ、菊は話じょーずだね!
菊
それは嬉しいことですね〜
ルート
お、もうこんな時間か、、、
ルート
そろそろチェックアウトするとしよう
ルート
病院の人に伝えてくる
菊
わかりました
ガララ
フェリシアーノ
ねぇねぇ!菊ってさ、可愛いよね!
菊
何言ってるんですか、、、あなたは変わりませんね
フェリシアーノ
俺前もこんな感じだったの?
菊
本当にそのままです、なんだか嬉しいですね〜
菊
本当に、、、
フェリシアーノ
(菊ってたまに悲しそうな顔するんだよ、、、)
フェリシアーノ
(俺何か、、、大切なことを忘れてしまってるのかな、、、)
フェリシアーノ
(菊、悲しそうな顔、でもなんか好き)
ルート
菊、もう遅いから裏口を開けてもらえるそうだ
菊
そうなんですね、では急がねば
フェリシアーノ
行っちゃうんだね、、、また来てね!
菊
はい!
ルート
俺は明日来れないから明後日来るからな
フェリシアーノ
わかった!
パタン、、、
フェリシアーノ
(何かが、引っかかる、、、あの2人は俺に何か嘘をついてるの?)
ルート
なぁ、、、菊、俺が深入りすることじゃないんだが
ルート
お前はフェリシアーノと、、、
菊
言わないでください、、、
菊
本当にもう、終わりかけていたのです
菊
フェリシアーノ君と付き合っていてもいつもとなんら変わりなくて
菊
関係がわからなくなってしまいました
ルート
そんなことが、、、だが、、、
ルート
菊がフェリシアーノにわざと付き合っていない、友達だと伝えなくてもよかったんじゃないのか?
菊
私も少し悩みましたよ、でもフェリシアーノ君も私なんかと付き合うより綺麗な方と付き合った方がいいのではないかと思いました
ルート
俺から見ても思うが、お前ほどしっかりした真面目で優しいやつはいない
菊
!、
ルート
それに、フェリシアーノだって、お前がいない時は俺に惚気てばかりだった
ルート
幸せそうに話していた
菊
、、、嘘でも嬉しいですよ
ルート
嘘ではない!俺がお前に嘘をついたか!一度でも!
菊
、、、でも今のフェリシアーノ君には記憶がない、記憶のない彼にあなたの恋人だと伝えて気持ち悪がられるのが怖いのです
ルート
、、、た、確かに、、、それは怖いな、、、
菊
ですから、、、私は、私たち3人で仲良くしていた普通の時に戻りたいんです
菊
たまには、、、私の我儘も聞いてください、ね?
ルート
仕方がない、そう言うことにする、、、
ルート
(だが嘘を伝えたとして、あいつなら、思い出すだろうな)
菊
ではルートさんお気をつけて
ルート
ああ、菊もな
菊
やっと、、、
菊
終わってしまいました、、、
菊
私は間違ってない、、、これでいいんです、、、
菊
でもなぜでしょうね、、、涙が止まらない、、、