家を出る
健に言われた通りいつもより 30分はやめに出た
現在朝の7時丁度... さすがに美琴は来ないだろう...
やはりこの季節は素晴らしい
夏から秋にかけるこの曖昧な季節がやはり好きだ....
日は充分にあり、 ちょっと涼しい程度。
この時期が一番。
ぼーっと...のんびりと歩いていたら 後ろから【誰か】に声をかけられた
美嶺 美琴
....この...声。
は?美琴...?待て、待てよ !?
何でだ ?! どこで間違えた...
杉田 壟
美嶺 美琴
...そ、そう。 これはまぐれなんだ...
杉田 壟
美琴は俺の服の裾を引っ張ってきた
美嶺 美琴
杉田 壟
美嶺 美琴
怖い....怖い怖い怖い怖い
この女からは恐怖を感じる
はやく逃げたい....
だが腕を掴まれて....
美嶺 美琴
美嶺 美琴
目が死んでいた....
まるで、この世の絶望を浴びた目を...
彼女はしていた。
やめてくれ...その目で見たないでくれ...
杉田 壟
美嶺 美琴
俺は美琴を押した
美琴は体を崩し地面に倒れる
美琴は獣のような声で「う”ぅ”ぅ”」とうなっていた...
美嶺 美琴
獣が怒った...
人間である俺に怒り怒鳴っている
髪はボサボサに...そして色白な肌をした美脚から赤い一筋の血が...
この状況はまずいと判断した俺は
....逃げてしまった
どれ程走っただろう。気付けば
校門の前にたどりついていた
杉田 壟
肩をとんとんと叩く
アイツが来た !?
と、思い。
素早く振り返る
有村 莉乃
杉田 壟
有村莉乃 壟のクラスメートだ
髪はショートで俺の....彼女である
有村 莉乃
彼女の言葉は一つ一つが
悪魔の囁きならぬ
天使の囁きである
また...癒された
俺は教室に向かいながらこれまでの出来事を莉乃に語った
有村 莉乃
杉田 壟
有村 莉乃
杉田 壟
有村 莉乃
美琴は学校では有名人である
やはり【美】であるためか 学校で結構人気らしい
有村 莉乃
杉田 壟
この学校では 1年5組は地獄の教室と呼ばれている
先生は伊藤 要と言う この学校1の厳しい先生だ
それに加えて生徒を見たら
ほぼ全てが真面目な子ばかり
勿論....美琴も真面目だ
頭脳的な考えで皆との仲も 良いわけでもない
休み時間も全て 勉強にこりている
有村 莉乃
杉田 壟
有村 莉乃
杉田 壟
あれ....
視線を感じる?
いびつな....忌ま忌ましい。
こ、この感じ....
有村 莉乃
有村 莉乃
杉田 壟
有村 莉乃
杉田 壟
俺は指示通りに動いた
ちらっと莉乃の方に目をやる
...美琴と話してる?
...だが美琴の目は穏やかだった。
話が着いたのか、莉乃がこちらに 駆け寄ってきた。
有村 莉乃
何を言っているんだ...?
有村 莉乃
アイツが...?
そんなことする奴なのか.?
有村 莉乃
杉田 壟
次回
ー帰り道編ー
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!