今世
○○
学校では幽霊扱いされて
家でも見向きもされない
私の人生は心底退屈なものだ
○○
私は手すりに登った
○○
そう言って飛び降りようとした時
万次郎
○○
どこか懐かしいような
少年が立っていた
○○
万次郎
○○
万次郎
不思議な少年は少し寂しいような顔で話し出した
万次郎
万次郎
○○
万次郎
そう言った少年は私と目を合わせた
万次郎
○○
なぜだか苦しくなった
万次郎
万次郎
ドクン
心中、その言葉に鼓動が大きくなる
○○
万次郎
万次郎
そう言った少年は酷く悲しそうだった
万次郎
真っ黒な瞳でそう問いかけてきた少年
○○
万次郎
少年は私の言葉を遮り
万次郎
万次郎
万次郎
そう少年が言った
ドクン
ドクン
○○
その瞬間私の脳内で遥か昔の記憶が駆け回った
万次郎さん!
私は貴方を愛しております!
心中するか?
私は何処までもついて行きます
来世、必ず迎えに行く
○○
思い出した
貴方は...
万次郎
万次郎
私の愛する人
○○
万次郎
○○
“愛してる”
コメント
4件
もう神だわ
もう最っ高です!!