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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

2009年

僕は5歳

そのときは弱虫でいじめられていた

でもある一人の子が守ってくれた

采馬

ヤーい弱虫ー

織斗

弱虫くーん

玲音

(泣)

玲音

えへん。(泣)

采馬

すぐ泣いちゃうなんてー

織斗

お前は弱虫だなー

結望

ちょっと!!

結望

何やってんのよ!

采馬

うわっ、出た!

織斗

逃げろ!!

うわーーー

結望

大丈夫?

玲音

うん…

結望

まったく

結望

男子って何であぁなのかな

玲音

………

結望

私、結望

結望

困ったときは教えてね

結望

助けるから

玲音

ありがとう

結望

うん。

このとき、結望という女の子に助けられていた

それから僕達は仲良くなって親友になった

2年後…

玲音

それでね!新しい友達ができたんだ!

結望

そうなの?

結望

私もできたんだよー

玲音

そうなんだ!

結望

でも、私達はこれからずっと親友だよ!

玲音

うん!ずっとね!

ずっとずっと…のはずが…

8年後…

采馬

わっ、結望じゃん

織斗

久々だな

結望

何よ

采馬

相変わらずこのイキリ

織斗

まじもう飽きたって

結望

別にあんた達に興味なんてないし

采馬

あっそ

玲音

結望!

玲音

えっ…

采馬

よー

織斗

おひさー

玲音

何でいるの?

采馬

いや、この高校だから

玲音

なんで…

織斗

何でってひどいな

織斗

久しぶりの再会なんだから喜ぼうぜ

結望

喜べるわけないじゃん

結望

あんたらわ玲音をいじめてたんだから

結望

行こ

玲音

うん

タッタッタッ

采馬

ふんっ

采馬

あの女…

織斗

マジで憎ったらしいわ

采馬

あいつのせいで人生めちゃくちゃ

織斗

復讐してやんねーとな

采馬

ふっ、同意

織斗

始めるか

采馬

パッティーだ

翌日

トーク

結望

ごめん!

結望

今日は一人で行く!

結望

司会だから花に水やりしないと!

玲音

玲音

おっけー

玲音

なら、他の友達と行くね

結望

よろしくー

玲音

うん!

玲音

よいしょっと

玲音

あれ?

玲音

結望いない…

玲音

あっ

スタスタ…

顔を下にうつむかせたまま来た…

玲音

(なんだか様子が変だ…)

玲音

結望!

結望

………

玲音

ゆーみ!

結望

あっ、玲音…

玲音

どうしたの?

結望

んー、何でもないよ

玲音

そう?

結望

うん

玲音

ならいいや

このとき気づいてあげれてれば良かった

でも遅かった…

何ヶ月か経ち…

結望が学校を休んだ

玲音

結望…

采馬

とうとうあいつ休んだぜ

織斗

ダッセーやつ

玲音

お前らがなんかしたのか!!!

采馬

おうおう、落ち着けよ

玲音

落ち着いてられっかよ

玲音

おめーら結望に何しやがった!

采馬

何もしてねーよ

織斗

そうそう

昔は僕をいじめていた二人が今はこんなに怯えているのかというと

僕は世界的に有名な有段者になったため、ニュースに流れた

そのせいで怯えているのだろう

玲音

おめーらがやってるって知ってんだよ

采馬

お、落ち着けって………

織斗

そ、そうだよ、ほんとにな気もしてねーんだって

玲音

ちっ…

バサッ

采馬

わっ

織斗

わっ

玲音

結望に聞いてくる

采馬

あっ……

織斗

いてら…

スタスタスタ

ピンポン

はーい

ガチャ

結望

玲音

玲音

結望なんで今日学校休んだの?

結望

ちょっと調子悪くて病院行ってたの

玲音

えっ?そうなの?

結望

そうだよ!

玲音

結果は?

結望

結望

何ともなかったよ、

玲音

良かったー

結望

じゃあ

結望

明日

玲音

うん

僕はこのときホッとした

でも、本当はホッとはできない事実が隠れていた…

翌日…

結望

おはよ

玲音

おはよ

でもこのときは本当に普通だった

でも、帰りの駐輪場で…

結望

はっ…はっ…

結望

うぅ…はぁっ…

結望

くっ…はっ…

ガサガサ

結望

ふーはーふー

玲音

結望?

結望

あっ…

バサッ

結望

どうしたの?

玲音

さっきの何?

結望

さっきのって?

玲音

何か息吸うやつみたなの

結望

別にただのおもちゃ

玲音

おもちゃ?

結望

なんかやってみたかっただけだよー

玲音

そ、そっか

結望

うん!

玲音

おはよ

結望

おはよー

玲音

調子どう?

結望

えっ?何が?

玲音

過呼吸なってたから、

結望

あー

結望

あれ

結望

ただたんに喉にツバが詰まっただけだよ!

玲音

ほんと?

結望

ホントだよ

結望

こんなこと嘘つかないよー

玲音

そっか…

結望

てかさー

結望

私聞いたんだけど

結望

玲音って有段者じゃん?

玲音

ん、まあ…

結望

それって私のおかげなの?

玲音

えっ?

結望

違うの?

玲音

いや…

玲音

実は…

玲音

まあ…

結望

そうなんだ!

結望

初めて知った!

玲音

昔は結望に助けられてばっかりだったからさ

結望

別にいいのにー

結望

今でもいつでも助けてあげるよー

玲音

今は僕が助けるのー

結望

www

玲音

www

そして、授業…ここで起きた…

先生

はいではここ

先生

白井!読め

結望

はいっ!

結望

うっ…

結望

はっ…はっ…

結望

うっ…

先生

ん?何だどうした?

結望

はっ、はっ…

結望

すーはーすーはー…

先生

どうした?

結望

いえ…なんでも…

玲音

(どうしたんだろ…)

玲音

(やっぱりあの時のは…)

玲音

ねえ

結望

………

玲音

ねえってば!!

結望

なに…

玲音

授業中のあれ、なに?

結望

あれって?

玲音

とぼけんなよ

玲音

見てたんだぞ

結望

別に大したことないよ

玲音

一体何なの?

玲音

なんでそこまで嘘つくの?

結望

だからなんでもないって!

玲音

なんでもないことないじゃんか!

玲音

なにあれ?

玲音

過呼吸になって何かの用具で息吸って

玲音

どう見たって大したことないわけ無いじゃん!

結望

もういいの

結望

忘れて

玲音

忘れらんないよ!

結望

お願いだからさ…

結望

忘れて

玲音

だったら、本当のこと言ってもいいんじゃない?

結望

結望

もういい

タッタッタッ…

玲音

おい!

玲音

ちょ!待てよ!

タッタッタッ

玲音

おいって

結望

もうお願い

結望

忘れて

結望

これ以上あなたを苦しめたくない…

玲音

は?意味分かんねーよ

結望

私…変な症状に悩まされてるの…

玲音

変なって?

結望

わからない

結望

いきなり発作が起きるの

結望

まだそんな症状出た人いなくて解決法もなくって…

結望

だから、呼吸器で息を吸ってなきゃだめなの…

玲音

そんなことになってたのか…

結望

結望

黙っててごめん…

結望

でも、本当にあなたをこれ以上苦しめなくなかったの

玲音

もしかしていじめのせいか?

結望

分かんない…

結望

でもいじめられてからそうなった…

玲音

そうか…

結望

やめてよ

玲音

なにが?

結望

采馬と織斗には手出さないでよ

玲音

そんなことしねーよ

結望

もしそんなことしたら玲音が悪くなるんだから!

玲音

大丈夫だって

結望

なら、帰り道はこっちでしょ?

玲音

忘れもんだよ

結望

なら一緒に行く

玲音

お前は習い事があるだろ

結望

そんなのいい

玲音

(ちっ…)

結望

さあ、学校に戻ろ

玲音

分かったよ…

結望

うぅ…

玲音

なんだよ、うるさいな

結望

だって怖いんだもん…

玲音

離れろって

結望

やだ…

玲音

仕方ないな

結望

えっ!

バサッ

結望

きゃっ、ちょっと下ろしてよ!

結望

重いって!

玲音

重くねーよ

玲音

ほら

結望

きゃー!!

玲音

進むぞ…

結望

うん…

玲音

ふぅ…

玲音

見つかってよかった

玲音

あれ?

玲音

寝てんじゃん

玲音

玲音

チュッ

結望

きゃっ!

玲音

わっ!

結望

なんかした?

玲音

別に

結望

そっか

玲音

うん。

結望

よし、帰ろ!

玲音

おう…

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