テラーノベル
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鎖で拘束された琴音。その前には、冷ややかな笑みを浮かべた実兄が立っている。
琴音
兄
琴音
兄
実兄がゆっくりと刀を抜き放とうとした、その時。 聖堂の重厚な扉が、内側から凄まじい呪力によって「消滅」した。
(ドォォォォォン!!という轟音と、黒い羽の飛散) 爆煙の中から現れたのは、全身を血に染めた包帯で巻き、ドミネーターを杖代わりに引きずりながら歩くつもりだった。
つもり
琴音
つもりの体からは、傷口が開くたびに黒い霧のような呪力が溢れ出している。宿儺の術式を無理やり暴走させ、痛覚を焼き切ってここまで来たのだ。
兄
つもり
つもりが震える手でドミネーターを構える。だが、銃口から放たれるのは青い閃光ではなく、宿儺の「解(カイ)」を乗せた漆黒の斬撃だった。
その頃、教会の外では。 雫が超大型のスピーカーをハッキングし、実家の私兵たちに向けて「精神を崩壊させる超低音ノイズ」をバラ撒いていた。
雫
結
つもり
つもりの背後に、巨大な宿儺の影と、片翼の堕天使の幻影が重なり合う。 不完全な、だが圧倒的な破壊の空間――**『領域展開・伏魔御厨子(不完全)』**が発動しかける。
琴音
兄
実兄が「緋い刀」を振り下ろそうとしたその瞬間――。 聖堂の天井を突き破って、青白い閃光が実兄の手元を正確に弾き飛ばした。
律
砂塵の中から現れたのは、行方不明(死亡説)だったはずの律。 その瞳を覆っていた包帯は解かれ、蒼く輝く**『六眼』**が、聖堂内のすべての因果を読み解いていた。
兄
律
つもり
つもりが安堵したように意識を手放す。律の表情から感情が消え、絶対的な「最強」の圧力が聖堂を支配した。
律
背後の崩れた壁から、とっつぁんと、拘束を雫のサポートで解いた琴音、そして武器を構えた結が合流する。
巌