柘植悠未
治くん達と話して3日が経った。
土日を挟んで月曜日、
侑くんに会えるかと ドキドキしながら教室に向かった。
すぐに前の席に金髪頭が見える。
柘植悠未
座っている侑くんの顔を 覗き込んで手を振る。
するとその手を掴み、 侑くんは立ち上がった。
柘植悠未
ピューンと擬音語が つきそうなほどの早さで
教室を連れ出される。
普段使われない屋上に 繋がる階段に着いた。
柘植悠未
宮侑
柘植悠未
侑くんがムスッと 拗ねたように頬を膨らませる。
宮侑
柘植悠未
柘植悠未
宮侑
柘植悠未
私が答えると気まずそうに 目を逸らす侑くん。
宮侑
柘植悠未
顔を真っ赤にしながら ポツリと言う。
その表情に 胸がキュウッと締まる。
私は数歩前に出ると、
そっと侑くんの頬を 両手で包んだ。
柘植悠未
宮侑
柘植悠未
宮侑
宮侑
柘植悠未
宮侑
柘植悠未
宮侑
柘植悠未
手を離そうとすると 離すなというように
手を掴まれ、 指を絡められた。
鼻と鼻が触れそうなほど 顔が近付く。
色素の薄い茶色の瞳が 一瞬揺らぐ。
まるで一度目の 告白の時のように。
宮侑
柘植悠未
宮侑
優しく唇が触れ合い、
離れる直前に チュッと小さく鳴るリップ音。
宮侑
柘植悠未
宮侑
柘植悠未
宮侑
宮侑
柘植悠未
こんな私でも本当に 付き合ってくれる?とは、
もう聞く必要はない。
私を抱きしめる侑くんの鼓動が 私を好きだと、
大好きだと語っているから。
宮侑
柘植悠未
今まで言えなかった 好きの埋め合わせは、
これから。
好 き や ね ん け ど 。
fin
コメント
14件
え待って一気見したら終わってました最高です
あ″あ″あ″…、ホンマに最高です。結局の所好きっていうのはほんとに神…。(語彙力皆無)連載ご苦労様でした!嫉妬してる侑ほんとに可愛いッ‼︎ありがとうございました‼︎‼︎