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かるびでお
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かるびでお
宮 侑
あまみ
試合前、廊下で向かい側から歩いてきた彼に「お疲れ様です」と会釈をした。
そのまますれ違って背中を向けるはずだったのにすれ違いざま、『あ、聞きたいことあんねんけど!』
という声と共に掴まれた腕によってそれは叶わなかった。
そして冒頭。 言ってる意味が一瞬分からなくて、頭の中で宮さんの台詞を反芻して、
あまみ
あまみ
あまみ
宮 侑
あまみ
宮 侑
宮 侑
…じゃあなんなんや…、なんや
あまみ
そんな根も葉もない事、この人に言われる理由が私の中には一切見当たらない。
宮 侑
宮 侑
あまみ
あまみ
宮 侑
あまみ
あまみ
あまみ
宮 侑
宮 侑
あまみ
あまみ
宮 侑
あまみ
宮 侑
あまみ
そこまで話すと、宮さんの纏う雰囲気が少しだけ柔らかくなった気がした。
最後の方はなんか話逸れてたけれど、どれも本当のことで嘘はついてない。
宮 侑
あまみ
あまみ
最後に確認するように言った彼にそう返すと、よしよしと小さな声が聞こえた。
何やろ…、うちの翔場くんに手出さんといて!?的なあれか?
まあ確かに皆の日向くんって感じはするよな、感じもいいし、明るくて優しい。
そんなことを考えながら、もう用はいいのかな?と宮さんの顔を伺うと、今度は何やら口をとがらせながら、じゃあさ、と切り出した。
宮 侑
あまみ
宮 侑
あまみ
宮 侑
あまみ
あまみ
宮 侑
あまみ
そうつい笑うと、『あまみちゃんが意地悪するからやろ〜』とおでこを軽くつかれた。
深い意味は無いことは分かっているけれど、可愛い、と言われたことで少しきゅっとなった胸にとどめを刺すように彼の手が触れて、顔と首に熱がこもる。
こんな事、この人に思うこと自体おかしな事だけど仕方がない。 その無駄に綺麗な顔で楽しそうに笑って貰えたら、女の子なら誰だってときめくと思う。
あまみ
宮 侑
宮 侑
あまみ
あまみ
宮 侑
私の肩をぽんっと叩いた宮さんに軽く会釈して、今度こそ背中を向けて反対に歩き出した。
少し振り向きたい気持ちを誤魔化すように、小走りで事務所に向かった。
あまみ
すれ違うスタッフ、選手達にそう声をかけ声をかけられながら廊下を進んでいると、前から歩いてくる、つい数時間前にここで見た顔と目が合った。
お互い自然と足を止め、さっきのデジャブのような状況に__
かるびでお
かるびでお
かるびでお
かるびでお