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明治2年、箱館（函館）
土方歳三
相棒の刀を手放して鉄之助に持っていかせちまったから
土方歳三
俺の手元に残ったのはもう、このお守り袋くらいだぜ…
土方歳三
なあ、お琴…
土方歳三
俺は、このお守り袋を眺めて何度も思い返したさ
土方歳三
自分が進んできた道に間違いはなかったかってな…
土方歳三
やっと京で名をあげたのに、薩長の奴らにしてやられた…
土方歳三
近藤さんを投降させたまんま、みすみす失っちまった…
土方歳三
近藤さんを担ぎ上げていくって、そう決めたのは俺なのによ
土方歳三
そんな大事なもんも守れなかった…！
土方歳三
総司の奴だって、あんなに早く病に倒れやがって…
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