父親
○○。
○○
なに?
父親
竜胆くんとは別れなさい。
○○
……え?
○○
な、んで。嫌だよ。
母親
○○、これはね?
母親
全て○○の事を思って言ってるのよ?
○○
理由になってないよ。ママ。
父親
竜胆くんは今どこに居る。
○○
…刑務所だけど?それが何。
父親
それが何って…刑務所がどんな場所か分かるか?
○○
バカにしないでパパ。
母親
いつ出てこれるのか分からないのよ?
○○
だから?竜ちゃんは必ず迎えに来てくれる。
父親
言うことを聞いてくれ。○○…
○○
無理だって。私には彼しか居ないの。
母親
…あのね。○○にはもう婚約者が居るの。
○○
え、、?婚約者、?
父親
あぁ。だから竜胆くんは諦めなさい。
○○
…なんで勝手に決めたの?
母親
不良の彼よりも絶対に幸せにしてくれるわ。
父親
そうだ。
○○
竜ちゃんの何を知ってるって言うの?
父親
竜胆くんにもいい所はあるだろう。
だがな?長い目で見たらやっぱり不良は、、
だがな?長い目で見たらやっぱり不良は、、
母親
親としても不安よ…。
○○
……もういいよ。その人と結婚したら ママ達は幸せになるんだよね?
父親
え?
母親
私達、?
○○
うん。
父親
…勿論だ。
母親
えぇ。
○○
、、そっか。わかった。
○○
ちょっと、外出てくる。
父親
あ、あぁ。
母親
気を付けてね。
バタン。
○○
…………
竜胆
○○?
竜胆
どうしたんだよ。元気ねぇじゃん
○○
ねぇ、竜ちゃん
竜胆
ん?
○○
…私が居なくてもちゃんと寝てね。
ご飯も食べてね。
ご飯も食べてね。
竜胆
なんだよ急に、、、
○○
…別れよう?竜ちゃん。
竜胆
え…?
竜胆
は?何言ってんだよ。
○○
…ごめん。
そういい、俺があげたネックレス、ブレスレット、指輪 それらのアクセサリーを全て取り 机に置く○○
竜胆
俺、別れる気ねぇよ?
○○
私の事なんか忘れて、上手く幸せになってね。
竜胆
○○!!!!
泣きそうな顔をして立ち上がる○○
○○
…じゃあね、竜胆
○○
楽しかったよ
竜胆
おい!!
バタン
決して振り向くことなく部屋を出ていった。
竜胆
…………
突然 言い渡された別れ。
未だに夢なんじゃないかと疑う。
でも、何度寝て起きてを繰り返しても 面談に来ることは無かった。
忘れたいのに。 今更素直になんてなれない。
竜胆
分かってんだよ。でも
竜胆
…涙が止まんねぇんだ。グスッ
静かな部屋に響くのは 自分の啜り泣く声。
それと同時に頭を過ぎるのは 楽しかった思い出だった。
○○
………
一方的に彼を突き放してから だいぶ月日が経過した。
…居なくなってからわかったよ。竜胆。
"自分が思うより恋をしてたみたい。貴方に。"
○○
………
コンコン
○○
はい。
母親
○○? 下に降りてきてちょうだい。
母親
彼が来たわよ
○○
…わかった
○○
(彼、ね。)
○○
(少し期待してしまう自分が大嫌いだ。)
父親
あ、○○来たか
母親
○○、この方が婚約者よ
旦那(婚約者)
こんにちは、○○さん
○○
こんにちは。
父親
すまないね。少し今は元気がなくて…
旦那(婚約者)
いえいえ😄
母親
○○を宜しくね。
旦那(婚約者)
任せてください☺️
父親
じゃあ、○○ 引っ越す準備をしよう
○○
え?引っ越す、?
母親
同じ家に済むんだから引っ越さないと
父親
安心しろ、遠い場所ではないからな
旦那(婚約者)
都内のタワーマンションだよ
○○
(…高そうな所だな。)
そこから話は早かった。
直ぐに片付けが終わり、引っ越すことに。
○○
(この人 なんか怖いな。)
○○
(なんで目が笑ってないんだろう。)
この時はまだ あんな事が待ち受けていたなんて思ってもいなかった。






