自分
自分
自分
自分
部屋から持ってきた服に 着替えると
空調の効いたリビングに戻り
革張りのソファーに飛び込む。
自分
静かな昼下がり。
天気は快晴。
平穏を絵に描いたような午後だ。
自分
自分
ガッシャーン!
自分
思わず声が出た。
自分
自分
自分
自分
慎重に足音を立てないよう
おそるおそる階段を上る。
自分
自分
耳を澄ますと
廊下の奥の方の部屋から
ガサゴソと音がしている。
自分
自分
自分
自分
少しだけドアを開けて
隙間から部屋を覗いてみる。
自分
小汚い服を着た男が1人
必死に引き出しをあさっていた。
自分
驚いた拍子に
カチャン、とドアノブが鳴る。
自分
男
自分
自分
自分
男
自分
男
そう言うと、男は身を翻して
開いたままの窓から立ち去った。
自分
自分
自分
自分
自分
自分
自分
自分
階段を降りて リビングに戻ると、
異臭が充満していることに気がついた。
自分
自分
自分
自分
まだ重労働が残っている。
自分
大きく伸びをして気合を入れる。
静かな昼下がり。
天気は快晴。
まるで平穏を絵に描いたような──
なんてことはなかった。
自分
自分
私は、足元に血塗れで転がっている
5つの死体を見下ろした。
コメント
4件
よくある昼下がりの話だ。