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その後 俺はすぐに 救急車を呼んだ

もちろん…シャークんのお父さんとお母さんにもだ…

シャークんのお母さん

きんときくん!!

きんとき

シャークんのお母さんと……お父さん…

シャークんのお父さん

……

パシッ!!

きんとき

イッ…

シャークんのお母さん

ちょっと!!あなた?!

いきなりの事で頭が追いつかない

ただ 一つ分かるのは

しゃけのお父さんにビンタされた事だ

シャークんのお父さん

なんで 守らなかったんだ!!!!

シャークんのお父さん

彼氏なんだろ?!

シャークんのお母さん

あなた 落ち着いて!! きんときくんだって 同じ気持ちよ!!

きんとき

ッ…ごめん……なさい…

謝ることしかできない そりゃそうだ

大切な息子を事故に合わせたのは 俺自身だからな

腫れ上がった 俺の左頬を必死に押さえる その時

ガタッ

シャークんのお母さん

?! 先生!!

シャークんのお母さん

シャークんは…大丈夫なんですか?!

医師

……私達は全力を尽くしました…

シャークんのお母さん

えっ…って事は……

医師

シャークんさんは…お亡くなりになられました……

シャークんのお母さん

そ…そんな……

シャークんのお父さん

ッ……

きんとき

…………

その事を聞いた瞬間 俺は…

涙が出ない程の 悲しみが心に湧いてきた

数日後 シャークんの葬式が行われた

シャークんのお母さん

ウゥ…シャークん……

1人1人 花を持つ中 俺は 「スカビオサ」と言う花を持っていた

俺が自分で選んだ花だ

花言葉は……

「私は全てを失った」

きんとき

「守れなかった…俺のせいで……しゃけは…」

悲しさが重ねに重なり 涙が出なかった

シャークんの葬式が終わって 自分ん家に帰った 夜……

きんとき

ウッ……グスッ…

1人で泣いてた

きんとき

シャークん……もう一度…会いたい……

涙が流れる中 俺はいつの間にか 寝てしまった

きんとき

ッ…あれ……ここは…

きんとき

「夢の中…?」

きんとき〜

きんとき

?! えっ…なんで……

目の前には…

シャークん

どうしたんだ?

亡くなったはずの シャークんが居た

きんとき

シャー…クん……?

シャークん

うん そうだけど…

きんとき

ッ…!!

ギュッ

シャークん

ワッ?! きんとき?

シャークんと知った瞬間 俺の体は勝手に動いた

そして シャークんに抱きついた

これが夢か…良いかも……

そう思った瞬間

きんとき

?!

きんとき

夢……

きんとき

……覚めたくなかった…

次回 夢ならどんなに幸せなんだろう

お楽しみに

夢なら覚めないで

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