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紫
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黄
桃
赤
赤
赤
…そんな慌てんでもいいと思うけど…
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俺は朝ご飯の目玉焼きを頬張りながら どたどたと慌てて出て行く兄ちゃんを眺める
皆本当に忙しくなったと思う。
兄ちゃんは今年で高一になって、 近くの喫茶店でバイトを始めている。
そして桃ちゃんは受験生。
最近は塾にも通っているみたいで、
帰りが遅い。
たまに22時を過ぎることなんてある。
おまけに紫ーくんは来年で就職する。
…早いなぁ…
今みたいにのんびりと過ごしている生活は、 来年になったらきっと幕を閉じる。
それまで思う存分楽しまないと という気持ちと、
まだ沢山兄ちゃんや黄ちゃん達と遊びたい という気持ちがぶつかり合う。
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ワークにずっと追われてた紫ーくん。
一日中部屋を出ない時もあって、
こういう風に、改めて顔を合わせるのは 約1週間ぶり。
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とき 正直俺は2番目にこの瞬間が好き。
1番は皆と笑いあっとる瞬間やけど…
この紫ーくんの落ち着く手。
この手で撫でられると、 何も考えられなくなる。
嫌なことも、辛かったことも、悩み事も。
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俺は久しぶりに紫ーくんと外に出れるのが嬉しくて、すぐに着替えて準備を終わらせた。
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…久しぶり来たな、ここ…
紫ーくんも俺と同じことを考えているらしく
少し名残惜しそうに水平線を眺める。
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少しだけ気まずい雰囲気が流れ、
俺はその空気に耐えられず、 砂浜の方へと歩き出す。
いつもは''気をつけてね''と、 声をかける紫ーくん。
…今日は甘いのかな、
海水に少し触れてみる。
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まだ朝だからか、
海は太陽に照らされて、 いつもより輝いていた。
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再び変な空気が流れる。
でも、今度は気まずいとは感じてない。
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そう言って紫ーくんは、 俺に背を向けて家の方向に向かって行った。
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横から流れてくる風を肌で感じながら、 俺は目を閉じて最近あったことを思い出す。
…紫ーくんは部屋でずっと勉強してて…
赤にぃは勉強、バイト、家事の繰り返し。
桃にぃは無理をしている紫ーくんと赤にぃを 叱りながら、大学受験に向けての勉強。
青にぃは桃にぃをじっと見つめながら 何かを考えるようにずっと黙ってる。
何で皆相談しないんやろ…
…迷惑をかけたくないって気持ちも勿論あると思う…
でも…少しは話してくれないと、 俺も皆も落ち着かない。
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俺は近くの小石を拾い、 海に向かって思いっきり投げた。
…何かを小石と一緒に投げ捨てるように。
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俺は家に帰って手を洗い、
ソファに座りながらスマホを触る。
玄関から次男の元気な声が聞こえてくる。
バイトから帰ってきた後に、 すぐ昼ご飯の準備をしている。
疲れているのに、+無理をさせている感じがして、本当に申し訳なく感じる。
俺はキッチンの方へと歩き出した。
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兄ちゃんの笑顔は、
少し儚く、切なく見えた。
スランプかも🥺
毎日投稿できなかったらごめんね(
コメント
2件
う、どっばぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁん.°(ಗдಗ。)°.