魔樹
やっとここに来れた
これで沢山吸える
先生
今日は転校生がくる
とりあえず席に着け
夏希
誰だろう(気が合うといいな)
先生
転校生の赤月魔樹さん
魔樹
魔樹です転校初日で緊張しますが
皆さんと仲良くなれたらなって思います宜しくお願いします
先生
じゃぁ夏希の隣に座って
魔樹
ハイ
魔樹
宜しくね夏希くん♪
夏希
宜しく
夏希
(なんだろう凄く馴れ馴れしい)
夏希
赤月さん
魔樹
魔樹でいいよ
夏希
魔樹さんってマネキュアしてるの?
濃い色だからすぐ気付いたよ
魔樹
えっあっうんマネキュアしてるよ
夏希
そうなんだ
魔樹
(全く愚かな人間 簡単に騙されて)
私は吸血鬼
吸血鬼にはランクが存在する
爪の色が赤く濃ければ濃いほど
ランクが高い 最高ランクに近い
吸血鬼は人間界に行ける
そう私はやっとの思いでここに来たの
頑張らなきゃまた今までの生活に戻っちゃう頑張れ私
今まで何処にいたってそれは内緒
吸血鬼は細かいことを外部の人に流しちゃいけない規則なのごめんね
魔樹
ヤバイお腹すいた
人間界って凄く良い匂い
夏希
お腹すいてる?
夏希
俺のおにぎり一個居る?
魔樹
大丈夫
夏希
買ってきたのだし
口つけてないから大丈夫だよ
魔樹
でも良いよごめんね
夏希
そっか分かった
魔樹
(お昼買いに行こってここ人間界だから血あってないか〜残念)
魔樹
(こうなったら
私が必死で覚えたあの技を使うしかないようね)
魔樹
夏希く〜ん
夏希
うわ何ですか急に
夏希
(肩を掴んでしかもかなり強め)
魔樹
いや別に
夏希
別にいいけどさどうした
魔樹
(吸血鬼は爪でも吸うことができる
まぁちょっと痛いけど)
魔樹
いやー夏希くんが急に恋しくなってさぁごめーん♪
魔樹
(凄く美味しかった口から吸うともっと美味しいはず)
先生
赤月部活どうする
魔樹
私は帰宅部で
先生
そうか分かった
魔樹
学校終わった〜
魔樹
(仕事は忙しいし学校なら
時間やる前に終わるし私の師匠が
お金出してくれるし楽でいいや)