終わるまで…

クロノアさんが死んだ

たった一瞬の出来事。

それなのに…俺たちは長い時間苦しむことになった

何もやる気が出ない。

ここ1週間ずっとこんな状態。

廃人だな

ぺいんともしにがみさんもきっとこんな感じだろう。

誰も連絡をとろうとしてない。

そんな気力もないだろ

だけど何だか今日は…そんな気持ちがいつもより少なく感じた

何だろ…？なんか、クロノア、さん？

ﾄﾞｻﾄﾞｻｯｯ

ものすごい勢いで棚にぶつかってしまい、棚の上に乗っていたもの全てが落ちる。

そんなこと気にしている場合ではなかった

な、なにが…起きてる…！？

まだ信じられないけど、

なんだか懐かしいこの感覚で…

俺，おかしくなっちゃった？

ひどく散らかった部屋

きっと俺のことで色々苦しめてしまったのだろうな。

ごめん…トラゾー…

自分で言っといて苦しんでる。

もう…おれはトラゾーの側で支えられないんだ。これからは、3人で…

その場で頭を下げて、そのまま俺はトラゾーの元を去った。

トラゾーは涙で顔がぐちゃぐちゃだったけど、俺のためにこんなに泣いてくれて嬉しかった。

トラゾーは大丈夫。

大丈夫だから。任せられる。

2人を…頼むね？