コメント
5件
うますぎ笑、じゃぱぱどうなるんだろー。続き待ってます!✨
キラキラと目に刺さる光
鼻につくしょっぱくて生臭い匂い
じゃぱぱ
紛れもなくそこは思い出の場所だった、俺が大好きな場所
じゃぱぱ
綺麗なはずの海は少し濁っていて、 しょっぱい匂いにも生臭い匂いが邪魔をしている
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
時々戻るしょっぱい匂いに、思い出と悲しみを滲み出す
目の前に突然人影が映る
じゃぱぱ
じゃぱぱ
2人はこちらを見てただ一言
「もう俺らお前のこと信用出来ない」
そういった、まるで悪いものでも見るかのように
その言葉に涙さえ出なかった
海の濁りが広がって、しょっぱい匂いが生臭さにかき消されていく
じゃぱぱ
誰も信じらんないや、
第4話 「 俺が居なくなれば 」
チッチッチッチッ…
リズムを刻む時計と目の前にいるのは大好きな君
泣いている訳でもなく、うなされている訳でもない、ただただ苦しそうに見えた
うり
綺麗な白をクシャクシャに強く握りしめた
うり
うり
じゃぱぱ
うり
うり
じゃぱぱ
突然目を覚ましたじゃぱぱは後退りをして怖いものでも見るような目でこちらを見つめた
うり
じゃぱぱ
何故か震えているじゃぱぱは何も言わずにこちらを見つめるだけ
怯えているじゃぱぱを慰めようとした手を振り払われた
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
落ち着きのない喋り、何かに見張られているような緊張感で喋るじゃぱぱ
うり
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
泣きながら声を響かせる、俺は何も言えなかった
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ありがとうごめんね、その言葉を残してじゃぱぱはどこかへ行ってしまった
うり
「 うりに何がわかんの、? 」
うり
うり
「人のことを信じられない」
「信じたくない」
痛いほど分かる気持ちを並べたじゃぱぱとの出会いは、中学3年生の頃だった
中学生
面食いだった俺は、昔から可愛い子がいたらすぐに声をかけるヤンチャなやつだった
そんな俺が初めて告白されたのは中学2年生
顔が可愛かったからすぐにいいよと軽く返して付き合った
名前はよく覚えてないけど、まぁ、なんか演技臭いヤツ
うり
付き合ってからしばらく経てば顔にも飽きて会話もめんどくさくなる
付き合って別れて、付き合って別れて
何回繰り返しただろう
うり
何度目か分からない別れを決めた
それから数日
学校中に流れる俺の噂
俺が何を言っても誰も信じない
お前最低だな
そんなことして楽しいの?
そんなことしてたんだ
嫌な事ばかりが積み重なって、もう楽しかったことも嬉しかったことも不幸で潰されてしまった
「 私は信じてるよ 」
そんな言葉も信じたくなかった、信じられなかった
いつ道を踏み外してしまったのか、
あの日振った日、?いや
もうとっくの前から踏み外していた
そんな俺は勿論その学校から離れ別の学校に行くことになった
その学校で出会ったのがじゃぱぱ
俺が、心から愛する人
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
大きくて明るい笑顔が大好きだった
そして笑顔に負けない明るい性格に惹かれた
女の子の部屋でもなく、けして女の子らしい部屋でもないのにドキドキして
うり
って気がついた
顔しか見てこなかった俺が初めて性格も全て好きになった相手
何故だか分からないけど じゃぱぱになら心を開ける気がして
今までの話、辛かったこと、全てを話した
泣きながら、俯いて、ただただ語る俺の話をじゃぱぱは真剣に聞いてくれて
ただただそれが嬉しかった
最悪な毎日を明るく照らしてくれた、
そんなじゃぱぱを傷つけることなんて出来ない
したくない
うり
うり
うり
うり
どどかない声を自分の耳に詰め込んだ
どうしたらいいか分からない
ただ、傷つけたくないだけ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
学校に来て突然のこと
思い出したのは川に落とされたあの日
目の前のびしょびしょに濡れた上履きと、あの日インクが滲むほどに濡れていた上履きが重なる
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
びしょびしょに濡れた上履きに、冷やされた足で固く足を動かした
じゃぱぱ
別に上履きが濡れているのが当たり前だった訳では無い、ただただ負けたくないという子供のような対抗心で履いているだけ
「ほら見て、俺は濡れてても履いてるよ、負けるわけがないんだよ」
行動でそれを示したいだけ
騒がしい教室に入り込んだドアの音に
いつもと違って静かな俺はもちろん、教室のやつも一瞬静かになった
ゆあん
ゆあん
再び騒がしくなると同時に椅子を鳴らした
じゃぱぱは下を向いて、誰にも視線を合わせないように歩き出した
いつもおはようと元気に笑うじゃぱばも、真っ先に話しかける大嫌いだったクラスメイトも一切喋らない
集団無視だろうか、無視だけでなくじゃぱぱを睨みつけたりコソコソ話したり、精神的ないじめ
痛々しい空間を抜けてほっとしたのか、席に着いたじゃぱぱは一瞬だけ前のじゃぱぱに戻ったように見えた
ゆあん
ほっとしてる所を見て自分もほっとして、ほっとした姿に少し心臓を早くした
ゆあん
そう感じながら、そんなことはどうでもいいと脳が切り替わる
きっと、今話しかけなかったら何も変わらない
記口
記口
決断を遮ったのはそこら辺のただのクラスメイト
じゃぱぱ
じゃぱぱは目を逸らし、何も言わずただ下を向く
顔を歪めるじゃぱぱと、ニヤニヤと話しかけるクラスメイトを夢だと思いたかった、
あの時と同じ顔、 勇気が吸い取られたかのように無くなってしまう
記口
記口
じゃぱぱ
怯えるじゃぱぱと怒鳴る男、見て見ぬふりをするクラスメイト
その光景にいてもたってもいられなくなった
そうだ、俺しか、
俺しかいないんだ
たっつん
記口
たっつん
記口
たっつん
たっつん
記口
たっつん
たっつん
記口
チャイムの音と重なる舌打ち、何事も無かったかのように着席するクラスメイト
ゆあん
ひとりで歯を食いしばった、あぁ悔しい、情けない
ゆあん
悔しいと嘆く感情に背を向け何度もじゃぱぱを見つめる
ゆあん
ガラガラ
教室に入り込む2度目のドアの音に、誰もが何も無かったと目で訴えかける
明るく話す先生
きっとあの人は何も知らないんだろう、それが何故か羨ましくも感じた
たっつん
「 お前らあんなん信じてじゃぱぱの事そんな攻めてんの? 」
たっつん
精神的に虐められる事は分かった上で学校に来た
もっと、酷く暴力的なことをやってくるのかと思っていた
じゃぱぱ
まだ少しだけ騒がしい教室にそうなげかけた
記口
突然声をかけられる
こいつの声なのか、果たして俺なのか、全員の視線がこちらに向けられた
じゃぱぱ
記口
記口
じゃぱぱ
記口
記口
じゃぱぱ
無理やり腕を引っ張られ、教室の外へと連れ出された
何故かこちらを見つめるゆあんくん、彼はどんな気持ちなのだろうか
視線を返しドアを閉めた
じゃぱぱ
記口
記口
じゃぱぱ
記口
記口
じゃぱぱ
記口
記口
記口
記口
記口
記口
妬みを吐き散らす彼は必死にこちらに訴えかけるように体を動かす
記口
記口
記口
記口
記口
じゃぱぱ
分からないわけが無い、そういいたいけど言えない、なぜだか親近感を感じた
記口
記口
じゃぱぱ
グサッ
じゃぱぱ
記口
グサッグサッ
じゃぱぱ
痛くて痛くて泣き叫んだ、誰も来やしない
狂ったあいつを眺めて、親近感さえも無くなる痛みが麻痺するのをただ待ち続けた
記口
記口
記口
記口
記口
じゃぱぱ
じゃぱぱ
記口
記口
記口
じゃぱぱ
記口
舌打ちを合図に俺は歩き出した
じゃぱぱ
結局帰るのはこの家
ここしかないから
じゃぱぱ
勿論部活には行かなかった
多分、いつか退部すると思うし、部活なんてやらなくなると思う
じゃぱぱ
部屋に飾られた時計を見て時間を確認した
唯一成人しているなお兄は毎日仕事をしてくれている
YouTuberをすることが出来ているのも、こうやってみんなで暮らせてるのも、なお兄がいるおかげ
じゃぱぱ
悪い子は嫌いです...
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なお兄は昔からそうだもんね 優しくて明るくて頼もしくて悪いことが嫌いで、
いつも待ちくたびれるほど待ち遠しいなお兄の帰りも、今じゃ恐怖でしかなくて、ただ、あの時言われた言葉に一生傷つけられるだけ
優しくて、なんにでも間に受けてくれて、、だからこそ、あんな動画も信じてしまう
じゃぱぱ
なぜみんなは信じてくれなかったのか
元から信頼されてなかった?
俺の事嫌いだった?
俺が悪いの?
じゃぱぱ
妄想に浸って苦しんで、そんな中に突然入り込んだのは昨日の記憶
「 うりに何が分かんの、? 」
俺がうりに対して言った言葉
じゃぱぱ
俺は、うりに昔のことを話されたことがある
ただ怖くて、焦って、
じゃぱぱ
リュックを床に投げつけて暖かい部屋から足を踏み出した
走った先は、少し見覚えのある真っ赤な線路
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
冷えた手を震わせて
俺は赤い光に飛び込んだ
続き ♡2000