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木崎姫歌(きさき ひめうた)
ゴスッ。
数分後。
吾蓮と甲尾を連れて食堂から逃げ出したわたしは、部室で甲尾を問い詰めていた。
今の音は当然、脳天に拳骨を落としてやった音である。
甲尾莱亜(こうび らいあ)
甲尾は飄々と言い放つ。
涼しげな笑みが頭にくる。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
ゴスッ。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
ゴスッ!
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
頭のいい人間に、あんな所業が出来ようはずもない。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
相羽吾蓮(あいば あれん)
十代には伝わらないボケだった。
わからない子は「めちゃ×2イケ○るっ!」DVDを見よう。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
ブン!
甲尾莱亜(こうび らいあ)
しかし、わたしの拳は空を切った。それもかなりあっさりと。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
ブン!
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
ブン!
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
ブン!
パシッ。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
拳を止めると同時、甲尾はわたしの背を部室の壁に預けさせた。
相羽吾蓮(あいば あれん)
少々手荒い行動に、傍観していた吾蓮も慌てたような声を出す。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
……何だ? こいつ、何を言っている?
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
わたしは無言で頷いた。
いきなり過ぎて、意味がわからない。
甲尾は、爽やかに笑って言った。
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
簡潔な言葉だ。
しかし状況を理解するには、最良の言葉だろう。
つまるところこいつは、
甲尾莱亜(こうび らいあ)
さわさわ……。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
尻! 尻を!?
甲尾は、告白しながら臀部を撫で回すという荒技を披露した。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
再び空を切るわたしの拳。
甲尾はスウェーのみで、軽々とわたしの拳をかわす。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
さわさわ……。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
さわさわ……。
木崎姫歌(きさき ひめうた)
甲尾莱亜(こうび らいあ)
キーンコーン……。
遠くで、昼休み終了を告げる鐘の音が響いた。