『平凡な男子高校生だった 徳咲雅夜君』
無機質なエクスの声が、 カラーバーが映された画面から 聞こえてくる
『貴方様は旧 エルノ平山高等学園にて 2年間学びを得て、 そして新 エルノ平山高等学園では 新たなる学びを得る事でしょう』
『…そんな貴方に、 特別なビデオレターがあります』
その様な言葉が聞こえた後
画面は暗転
そして、何処かの事務所の様な場所が 映された
探偵モノでよく見る様な椅子と机、 机の上にはパソコンと照明、 大量の資料が置かれていた
そして………… その奥にある窓から外を眺めている 老人と言うには元気そうなお爺さんが そこに居た
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さんは豪快に笑って、 机の前に来てこう話す
お爺さん
お爺さん
そう微笑み、幸せそうに話していた お爺さんの映像が
砂嵐に呑まれた
そして暗転し……
今度は、 荒れ果てた事務所が映し出された
資料は床に散らばり、 照明も落ちて割れ、 窓も粉々に割れて………
…そして
お爺さんが、 口から血を流しながら 机に突っ伏していた
……映像を見ただけでも分かる
致死量の血が、 窓に、机に、床にこびりついていた
明らかな殺人だった
そう考えていると、 エクスの無機質な声が聞こえてきた
『平凡とは名ばかりの、 可哀想な男子高校生な 徳咲雅夜君』
『貴方の養父であったこのお爺さんは 一体誰に殺されたのでしょうか』
『そして、 何故殺されたのでしょうか』
「答えは脱出後!☆」と 巫山戯た字幕が出てきて
映像は終わりを告げた
徳咲 雅夜
穂兎 芽楼
華斬 巧
華斬 巧
華斬 巧
徳咲 雅夜
華斬 巧
華斬 巧
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
徳咲 雅夜
穂兎 芽楼
徳咲 雅夜
徳咲 雅夜
華斬 巧
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
徳咲 雅夜
穂兎 芽楼
華斬 巧
華斬 巧
華斬 巧
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
そこまででも無いわよ
3人
急に聞こえた声に驚き、 3人は一斉にその声が聞こえた方を見る
そこには 暁音、紗夜菜、炎孤、音依が立っていた
華斬 巧
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
紫綠 紗夜菜
緋鞠 音依
六罪 炎孤
華斬 巧
華斬 巧
橘 暁音
橘 暁音
橘 暁音
と、入れ直して来たのか、 暁音は持っていた 珈琲入りのティーカップを 口元に持っていく
緋鞠 音依
紫綠 紗夜菜
あはは!と嬉しそうに笑う音依に、 少し鬱陶しそうに注意する紗夜菜
そんな漫才の様な会話が 横から聞こえてきたが、 雅夜、巧の2人は考え事をしていた為 遠くで聞こえている様に思えた
一方芽楼は話についていけず、 1人おろおろとしていた
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
橘 暁音
橘 暁音
穂兎 芽楼
紫綠 紗夜菜
華斬 巧
華斬 巧
紫綠 紗夜菜
緋鞠 音依
緋鞠 音依
緋鞠 音依
六罪 炎孤
六罪 炎孤
華斬 巧
橘 暁音
橘 暁音
華斬 巧
華斬 巧
橘 暁音
橘 暁音
華斬 巧
華斬 巧
穂兎 芽楼
その反応に、 巧はぽかんとした表情をした後、 くすっと笑って
華斬 巧
華斬 巧
穂兎 芽楼
芽楼は急に声を掛けられてから、 敬語が出てきてしまい 中々戻らない様子で
華斬 巧
華斬 巧
そう言って巧は、 部屋に戻って行った
穂兎 芽楼
芽楼はぽかんと呆けており、 その場にへたり込む
そこに覗き込む様にして 音依が寄ってきた
緋鞠 音依
穂兎 芽楼
緋鞠 音依
穂兎 芽楼
緋鞠 音依
穂兎 芽楼
徳咲 雅夜
穂兎 芽楼
あれだけ巧を毛嫌いしていた雅夜が そんな情報を知っている事に 芽楼な驚きの視線を向けて
徳咲 雅夜
穂兎 芽楼
徳咲 雅夜
徳咲 雅夜
と言って、 雅夜はそそくさと 自身の部屋に戻っていった
穂兎 芽楼
六罪 炎孤
その後、瞳無には巧が、 夏美には紗夜菜が お開きになった事を伝え
各々自由解散と言う流れになり
芽楼の部屋には、 改めて静けさが戻ってきた
ソファー等があるカーペットは、 直ぐに拭いたにも関わらず 珈琲のシミが残ってしまった
芽楼は、 明日になったら エクスに相談しようと思い
その儘ベッドに横になって、 眠りについた
ドンドンドン
ドンドンドン!
穂兎 芽楼
朝から煩いと思いながら、 音の原因である扉の前に立ち ドアを開ける
そこには…………___
穂兎 芽楼
穂兎 芽楼
華斬 巧
此処に来てから、 動揺している皆を何度も見たが…
今回の巧の焦り様を見て、 芽楼の眠気が少し引いた
…………この後に発せられた発言で 一気に目が覚めた
華斬 巧
華斬 巧
ビービー! ビービー!
モニターからとてつもない警報が鳴り 画面にエクスが映し出され、 無機質な声でこう言い放つ
エクス・エルノール
エクス・エルノール
そして、モニターの画面はプツリと切れ 警報も収まった
始まってしまった
僕達の……… 絶望的な殺し合い学園生活が
今、 幕を開ける
0章 モノローグ 完
0章 モノローグ ご視聴頂きありがとうございました
1章に関しての報告です 未だに1章の内容を書けていない為、 とてつもなく間が開いてしまう かもしれません それでも良いと言う人は、 これからの本作を 楽しんでいただけたらな と思います
それでは、 良い夢を…………
コメント
3件
あ、、とうとう始まってしまった、、うわぁ〜〜なんかドキドキする〜 徳咲さんやっぱ優しくない???皆根はいい子な感じするな〜、、、あ、〇人起きてんだった。