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それは、突然のことだった

合宿から帰ってきて数週間_

〇〇

ただいまー

お母さん

おかえりなさい

お母さん

…〇〇

〇〇

ん〜?

お母さん

ちょっと大事な話があるんだけど、いいかしら?

〇〇

え、あ、うん…

〇〇

(え、なんかしたっけ、?)

〇〇

〇〇

話ってなに、?

お母さん

…お父さんと話したの

〇〇

!!

お母さん

そしたら、

お母さん

『合宿の話を聞いて、〇〇と貴大に不安な思いさせたんじゃないか』

お母さん

『もう一回、やり直そう』ってね

お母さん

…もしもし

お父さん

…久しぶり、だな

お母さん

ええ…

お父さん

合宿の話を貴大から聞いた

お父さん

…久しぶりに話せて楽しかった、と

お母さん

…〇〇も、言っていたわ

お父さん

…もしかしたら俺たちが取った選択は

お父さん

〇〇と貴大に不安な思いをさせたんじゃないかって

お父さん

思えてきて…

お母さん

…同感よ

お母さん

…私が話したいことはひとつ

お母さん

もう一度、家族にならないかしら、?

お父さん

!!

お母さん

その方があの子たちにとってもいい選択になると思うの

お父さん

…そうだな

お父さん

もう一回、やり直そう

お父さん

それと…

お父さん

すまなかった

お母さん

…私も

お母さん

私たち、再婚することにしたの

〇〇

そう、なんだ…

〇〇

よかったぁ

〇〇

…仲直り、できたんだね

お母さん

えぇ

お母さん

ありがとう

お母さん

…で、本題はここからなの

お母さん

どっちの家で生活するかって話になって

お母さん

貴大が受験生だから

お母さん

あっちに引っ越すことになったの

〇〇

え、?

お母さん

引っ越しは3月

お母さん

ちょうど、稲荷崎高校の卒業式がある日ね

お母さん

お世話になった先輩達をしっかり見送って

お母さん

私たちも次の生活に慣れていきましょう

〇〇

わ、私、大切な人たちがいっぱいいるの

〇〇

置いてなんか行けないよ…っ

〇〇

(それに…)

〇〇

私はこっちで卒業したい…っ!!

お母さん

…そうなのね

お母さん

〇〇の気持ち、尊重したいけど…

お母さん

お父さん、〇〇とまた一緒に暮らせるって

お母さん

喜んでたのよ…

〇〇

(お父さん…っ)

お母さん

お願い、〇〇

お母さん

家族がまた一つになる時なの

お母さん

倫太郎くんにはいつでも会えるし…

〇〇

…わかっ、た

お母さん

…ごめんね、〇〇

お母さん

ありがとう

〇〇

ちょっと部屋行ってくる…

〇〇

(なんで、なんで今なの…っ!!)

角名倫太郎

不在着信

不在着信

〇〇

(あれ、倫から電話来てる…)

〇〇

(気づかなかった…)

〇〇

通話終了

通話
00:00

〇〇

もしもし、?

角名倫太郎

『え、どしたん?』

角名倫太郎

『泣いてた?』

〇〇

なんでもない…

角名倫太郎

『何があったの?』

〇〇

〇〇

私、引っ越すことになった

角名倫太郎

『…え、?』

〇〇

宮城に

〇〇

…お父さんとお母さんが再婚するって

角名倫太郎

『そう、なんだ…』

角名倫太郎

『いつ行っちゃうの、?』

〇〇

3月

〇〇

北さん達の卒業式の日

角名倫太郎

『そっか…』

角名倫太郎

『ごめん、タイミング悪かったな』

〇〇

いいよ、いずれ話す予定だったし

角名倫太郎

『残りの生活、悔いないようにしろよ』

〇〇

うん、ありがと

角名倫太郎

『じゃ、切るね』

〇〇

あ、なんで電話かけてくれてたの?

角名倫太郎

『そんな急ぎじゃないから今度でいいよ』

〇〇

わかった

〇〇

通話終了

通話
08:19

〇〇

はぁ…

〇〇

悔いないように、ね…

しばらく投稿できてなくてすみませんでした🙇‍♀️‼️ (反省の意で二本立てです😳) 今日からぼちぼち再開していきます! 『words for you』ラストの展開が定まってきました!! 最終話はまだ先だと思われますが最後までお付き合いいただけると幸いです🙌🏻

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