テラーノベル
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⚠ATTENTION⚠
・BL ・ロシカナ ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
雪は、音を吸い込むみたいに静かに降っていた。
辺り一面が白に包まれた森の中、 カナダはそっと手をこすり合わせる。 息を吐けば、白い霧がふわりと広がって消えていく。
カナダ
ぽつりと呟くと、隣を歩くロシアがわずかに視線を向けた。
ロシア
短い返事。でも、否定はしない。
その素っ気なさに、カナダは少しだけ笑った。
しばらく二人で並んで歩く。 雪を踏む音だけが、きゅっ、きゅっと規則正しく響く。
けれど——
カナダ
思わず漏れた言葉は、白い息と一緒に溶けていった。
その瞬間、隣の足音が止まる。
カナダ
振り向くと、じっと見つめられていた。
カナダ
ほんの少し焦った、そのとき。
ふいに、視界が暗くなる。
カナダ
首元に、ふわりと柔らかい重み。
次の瞬間には、長いマフラーがぐるぐると巻きつけられていた。
それも、やけにしっかりと。
カナダ
戸惑うカナダをよそに、ロシアは無言でマフラーの端を引く。
そのまま——自分の首にも、同じマフラーを巻いた。
ロシア
当たり前のように、そう言う。
結果、二人の距離は一気に縮まった。
肩が触れるどころじゃない。 少し顔を動かせば、すぐにぶつかりそうな距離。
カナダ
カナダの心臓が、どくんと大きく鳴る。
カナダ
ロシア
即答だった。 むしろ、ほんの少しだけカナダの方へ寄る。
マフラーがぴんと張らないように、という配慮なのだろうけど——
カナダ
カナダは視線をさまよわせながら、小さく息を吐いた。
ほんのりと、ロシアの体温が伝わってくる。
マフラー越しに感じる温かさと、隣にいる存在の重み。
さっきまで感じていた寒さが、嘘みたいに遠のいていく。
カナダ
ぽつりとこぼすと、ロシアは少しだけ視線を落とした。
ロシア
短い言葉。 でも、その声はどこかやわらかい。
二人はまた歩き出す。 きゅっ、きゅっと雪を踏む音が、さっきよりも近くで重なる。
歩幅を合わせるように、自然と歩調も揃っていく。
途中、カナダの肩が小さくロシアに触れた。
びくっと反応したのはカナダだけで、ロシアは気にした様子もない。
カナダ
少しだけ悔しいような、でも嬉しいような気持ちになる。
カナダ
意を決して、口を開く。
カナダ
ロシアは一瞬だけ考えるように間を置いた。
ロシア
やっぱり、そう返ってくる。
ぶれない答えに、カナダは苦笑した。
カナダ
でも、少しだけ勇気を出して。 マフラーの端を、きゅっと掴む。
ほんの少しだけ、距離を詰める。
さっきよりも、自然に肩が触れた。
ロシアは何も言わない。
けれど、振り払うこともしない。
それどころか—— ほんのわずかに、歩く速度がゆるんだ。
カナダ
気づいてしまう。
これは拒絶じゃない。
むしろ、合わせてくれている。
胸の奥が、じんわりと温かくなる。
カナダ
小さな声で、そう言った。
今度は、ちゃんと伝わるように。
ロシアはすぐには答えなかった。
ただ、数歩進んだあと。
ロシア
そう呟く。 けれど、その声はさっきより少しだけ低くて、やわらかかった。
雪は変わらず降り続けている。
白い世界の中、二人の足跡が並んで伸びていく。
同じマフラーに包まれて。 同じ温度を分け合いながら。
その距離は、最後まで——
ほんの少しだけ、近いままだった。
…THE END
ロシカナでした!
では、リクエストありがとうございました!✨
コメント
6件
身長差が少ないからこそできる技、、、✨ さいっこぉぉぉぉ!!
いやぁぁぁぁぁぁあ!?ありがとうございます!!?!? 一緒にマフラー使って…こんなのもう付き合ってますよね!?カナダ君はこれロシアさんが自分のこと好きだとは思ってないのか🤔?そんなことないですよねぇぇ!ロシアさんの愛が溢れてますよぉ…とにかく早く付き合うべきですね😚これできっとこのカプ推す方が増えるはず!増えてくれッッッとにかく神でした❤️❤️ありがとうございました(泣)