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まぁちゃんと出会って一週間がたった

バナオ君は体調が良くなり、すっかり元気になった

バッチ君

あれ?カッシ―、どこ行くんだ?

カッシー君

んー?ちょっと散歩

カッシー君

じゃ、行ってくるね

バナオ君

いってらっしゃーい!

コンコンコン

カッシー君

まぁちゃん、いる?

まぁちゃん

はーい、私なのだ!

まぁちゃん

って、カッシー君、また来たの!?

カッシー君

えへ、ついつい

まぁちゃん

もう...でも、うれしいよ

カッシー君

ッ!?/////

まぁちゃん

じゃあ、色々話す?

カッシー君

だね!

その後は、まぁちゃんとたくさんの話をした。

彼女といると、ただ単に楽しかった。

まぁちゃん

そういえば、カッシー君のお友達はもう退院したの?

カッシー君

あ、うん、そうだよ

まぁちゃん

カッシー君のお友だち、どんな子なのかなぁ...

カッシー君

あ、写真あるよ?見る?

まぁちゃん

え、いいの?

まぁちゃん

じ、じゃあ、見ちゃおうかな

まぁちゃんがそう言ったから、僕はバナオ君とバッチの写真を見せた。

まぁちゃん

へぇ...かっこいい人たちだね....え?

カッシー君

?ど、どうしたの?

まぁちゃん

う、嘘でしょ?バッチ君?

カッシー君

え、あ、その子の名前はバッチだよ

カッシー君

よく分かったね...え

僕がまぁちゃんを見ると、彼女は泣いていた。

まるで何かの恐怖をかかえているように泣いていた。

カッシー君

えっ.....どうしたのまぁちゃん

カッシー君

大丈夫?なかないで...

まぁちゃん

そ、それにこれ....バナオ君...?

まぁちゃん

なんで...なんで...

まぁちゃん

何でみんな私のことを置いてくの?

カッシー君

ッ!?

僕がまぁちゃんの涙を拭こうとすると、

彼女の目の色が変わっていることに気づいた。

優しげのある紫色の瞳は、黒くなり、ハイライトをなくしていた。

まぁちゃん

ねぇ....お願い.....

まぁちゃん

バナオ君...バッチ君...

まぁちゃん

待って、待って、

まぁちゃん

私はやってないのツ...

まぁちゃん

ポロポロポロ

カッシー君

っ!まぁちゃん!

カッシー君

僕が!僕がいるから

カッシー君

ねぇ、まぁちゃ...

僕はまぁちゃんの顔を見た。

でも、その顔から見えたのは、涙ではなくダイヤモンドのような水色の宝石だった。

カッシー君

え...これ、どういう...

まぁちゃん

ッ!?

やっと正気に戻った様子のまぁちゃんが突然顔を上げてこちらを見た

まぁちゃん

カッシー君...?見たの?

カッシー君

え、見たって、何を?

まぁちゃん

ほ、宝石...

カッシー君

え、ああ、見たよ....

まぁちゃん

ッ!

まぁちゃん

やめてやめて!見ないでよっ!

まぁちゃん

私の顔を見ないでッ!ポロポロポロ

そんなことを言いながら、まぁちゃんの顔からは大量の宝石がてで来る。

僕がどうすればいいのか分からず困っていると

騒ぎを聞いた医師が駆けつけてきた

医者

ッ!?まぁさん!

医者

あなた、まぁさんに何をしたんですか!?

カッシー君

え、何って...

医者

とにかくあなたはあちらへ行って!

医者

外へ出てください!

カッシー君

え、あ、はい

まぁちゃん

ッカッシーく...

医師に言われた通り病室のドアの前に立っていると、医師は何も言わずにドアを開けてどこかに行ってしまった。

何だか気が晴れない気分だったから

まぁちゃんに謝りに行こうと思いドアノブに手をかけた、その時

まぁちゃん

どうしよう...

まぁちゃん

カッシー君にバレちゃったかな?

カッシー君

え..バレるって、どういう..

まぁちゃん

まあ、バレてないとは思うけど

まぁちゃん

はあーあ..やだなあ

まぁちゃん

せっかくカッシー君っていう素敵な人と巡り会えたのに

まぁちゃん

__が後半年だなんて...

まぁちゃん

ーーーーないなあ...

途中は途切れて聞こえなかったけど

何があと半年なのだろう

もしかして、あと半年で退院できるということだろうか

だったらいいけど

じゃあなんで、まぁちゃんはあんなに悲しそうな言い方をしていたのだろう...

まぁちゃん、謎が多いなぁ

カッシー君

まぁちゃん...?

ドア越しにまぁちゃんとしゃべる

でも返答はない

カッシー君

また、来るね

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