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神威
えー晋助だけずるいよ俺にも教えてよ
晋助
それじゃ面白くねぇだろ
神威
ヒントは？
晋助
俺といても笑うことはねぇ
神威
それヒント？
晋助
ヒントだろ十分
神威
ギブ
晋助
早ぇな
晋助
自分で考えろ
神威
もう1つだけ!!
晋助
...緋織が笑う要因は物や景色なんかじゃなく、人ってことくらいだな
晋助
あとは1人で考えろ
神威
難しいなぁ
神威
じゃあ緋織が笑った顔ってどんな顔？
晋助
...初めてあいつが笑った時、氷が溶けたように静かに微笑んでたよ
晋助
その顔を見た時、俺も銀時も時間が止まったようだった
晋助
よく覚えている
神威
へぇ...それはますます気になるねぇ
晋助
緋織と恋人になりたいってなら、その捻れた性格直せよ
神威
俺は愛とかよく分かんないから
神威
緋織が今までの女の中で1番特別なのは認めるけど笑
神威
晋助はいいの？俺が恋人になっても
晋助
どうせ無理だろ
晋助
それに、もし緋織がお前を好きになったとしても、お前が緋織を悲しませれば俺が一番に斬ってやるよ
神威
怖いお兄ちゃんだねぇ笑
神威
その時は晋助に殺られる前に緋織と一戦してそうだけどね
晋助
そのあと3人相手にすることになるぞ
晋助
良かったな
晋助
あいつらは手強いぞ
神威
それは楽しみだね
緋織
人が寝てる横で雑談しないで
晋助
すまねぇ起こしたな
晋助
まだ寝てろ
晋助
俺らは外行くから
緋織
袖を掴む
緋織
...1人で寝たくない
神威
(おぉあざと可愛い)
神威
(いいなぁ俺もされたい笑)
晋助
........
緋織
い...いたたたた
緋織
傷口が開いてしまったわもう1人で寝れない
晋助
...ふっ笑
晋助
あぁそれは大変だ
晋助
1人には出来ねぇな
神威
乗ってあげるの優しいね
晋助
緋織がボケた時は乗れ
神威
じゃこれからはそうするー笑
神威
今日は晋助に譲ってあげるよ
神威
せっかく2人きりになった兄妹に水差せないからね
晋助
一生差すな
神威
むり笑
神威
じゃお姉さんまた明日ね笑
緋織
...うん
緋織
抱きしめて
晋助
お前なァ...
晋助
この歳になってそんな餓鬼みてぇなこと...
緋織
大人が裸で一緒の布団に入って寝てる方が変
緋織
それよりマシ
晋助
それもそうだが、
晋助
銀時と今も一緒に寝てるんじゃないだろうな
緋織
時々
晋助
やめとけ
晋助
猫でも飼ってそいつと寝ればいいだろ
緋織
生きてるって実感が欲しいの...
緋織
寝てる間に居なくならないで欲しいの...
晋助
頭を撫でる
緋織
ん
晋助
1人で生きていけとは言わねぇ
晋助
だが、そろそろ俺らに執着するのはやめた方がいい
緋織
...どうしてそんなこと言うの、
緋織
ずっと一緒に居るって言った、離れないって、貴方が言ったのよ
緋織
それぞれ皆居場所があるのはわかったよ
緋織
でも、これくらいいいでしょ
緋織
私だって本当は昔のみんなで、5人でずっと過ごしたいのを我慢してるのに...
晋助
俺はお前の敵なんだぞ
晋助
銀時達ともそうだ
晋助
俺はあいつを殺る気でいるしあいつもそうだ
晋助
絶対にどちらかが死ぬ
晋助
お前は耐えられるのか
晋助
耐えられないだろう
緋織
だから、距離を取った方がいいって？
緋織
無理よ...絶対に無理
晋助
お前は1人がダメなだけなんだ
晋助
だから昔からずっと一緒にいた俺らに執着するんだ
晋助
恋人でもいい
晋助
一生添い遂げたいと思える奴を見つけてそいつと幸せになれ緋織
晋助
そうすればお前は一生1人にはならねぇ
晋助
俺らのことは後回しでいい、きっと出来る
晋助
俺らの誰かが死んでも生きていける
晋助
分かってくれ緋織
ﾊﾞﾁﾝｯ
緋織
........睨
晋助
............!!
晋助
(平手打ち...されたのか、？緋織が...俺に...)
緋織
私が...ただ1人になりたくないって理由だけで、アンタ達と一緒にいたと思ってるの...?
晋助
.......
緋織
私が！
緋織
ずっとアンタ達を利用する為だけに、守って、隣で戦って、大事にしていると思っていたの?!
晋助
.........
緋織
確かに...私は誰かに縋りつかなきゃ生きていけないような馬鹿だけど...私はみんなをそんな道具のように思ったことなんて一度もないわ
緋織
誰かが死ぬなんて分からないじゃない
緋織
私が頑張って守るよ好きだもの
緋織
私が嫌われたって生きてもらうわ
緋織
それくらい、貴方達が大事なの、好きなの、執着なんて言葉で言わないで
緋織
......
緋織
立つ
緋織
もういい帰る
晋助
ま...
晋助
.......(止める権利、俺にはないな)
阿伏兎
おや？お姫さんがこんな夜中にどこ行くんだい？
緋織
黙れ死ね
阿伏兎
酷っ?!
阿伏兎
何？なんか悪いことでもあった？
緋織
斬られたくなければその口閉じなさい睨
阿伏兎
おぉ怖い怖い
阿伏兎
出てくの？
緋織
えぇ
緋織
神威には悪かったと伝えて
緋織
暫くあいつの顔も見たくないわ
阿伏兎
(止めたらここで殺し合いなりそうだし、止めなかったの知られれば団長にボコられそうだし、)
阿伏兎
(よし会わなかったことにしよう)
阿伏兎
はいよー笑
緋織
こんなに腹が立ったのはあいつらが私に一言も伝えず遊郭に行った時以来よ
緋織
晋助の馬鹿死ね阿呆根暗厨二病早漏💢
緋織
なんで止めないのよ...
緋織
ﾋﾟｸ
緋織
刀を抜く
緋織
誰
神威
ダメだろう
神威
こんな夜中に1人で歩いてたら笑
神威
悪い人にまた攫われちゃうよ？笑
緋織
(神威か)
緋織
...貴方に関係ない
緋織
あいつに呆れたから謝って来るまでもうあいつの所には行かない
神威
じゃあじゃあ笑
神威
また俺のところ来てよ笑
神威
まだ捜し物見つけてないんでしょ？笑
緋織
.....そうね
緋織
(...どうして、私は嘘をつくのかしら)
緋織
でも貴方のところへ行けば晋助と会うことになるでしょう
緋織
嫌よそんなの
神威
じゃあ毎日俺が会いに行くよ笑
緋織
.......
緋織
なら、毎日家に居ないとね
神威
(うわークラっと来ちゃうなーこれ笑)
神威
(無意識かなぁ笑)
神威
じゃお姉さん
神威
家まで送るよ
緋織
...晋助の元へ連れていかないの？
神威
確かに俺は晋助好きだし仮があるから手を貸してるけど、そこまで世話焼きじゃないよ笑
神威
それにあいついたんじゃ緋織を独り占め出来ないもん笑
神威
むしろ邪魔者いなくなってラッキーだよ笑
緋織
...変なの
緋織
まぁいいや
緋織
それなら送ってよ
神威
喜んで笑
神威
この分だと緋織の家着くのは朝方になりそうだね
神威
眠くない？
緋織
眠いに決まってるでしょ
緋織
おんぶしろよ
神威
なんで上からなの？
神威
まぁいいけど
神威
ほら
緋織
乗る
神威
晋助達がいかに甘やかして育てたのか分かるね笑
緋織
あっちが勝手に甘やかしてくるから、仕方なくさせてあげてるの
神威
はいはい笑
神威
傷は大丈夫？痛くない？笑
緋織
...元々痛みには強いから
緋織
意外ね
緋織
貴方がそんなこと気にするなんて
神威
言ったでしょ
神威
俺にとって緋織は特別なんだよ笑
緋織
どうして？
神威
どうしてだろうね笑
神威
面白いからかな
神威
美人だからかな
神威
強いからかな
神威
俺にも分かんないや笑
神威
どうして心配なんてするんだろうね
緋織
私が知るわけないでしょ
神威
感情なんて説明出来ないことばかりだよねー笑
神威
それはそれで楽しいけどね笑
緋織
私が悩んでるのが馬鹿らしくなるわね
神威
確かに俺からみたら馬鹿に見え...
緋織
殴る
神威
...冗談だろ
緋織
冗談に聞こえなかったから殴ったのよ
神威
酷いなァ俺はあれから一度も手を出してないのに
緋織
今のは貴方が悪い
神威
ﾌﾟｩ
神威
はいお姫様着いたよ
緋織
ルパンみたい
緋織
凄いバネね
神威
まぁ夜兎族だし笑
神威
身体能力は人間には負けないよ笑
神威
ベランダに下ろす
緋織
...言い忘れてたけど
神威
うん？
緋織
妹が生きてたわ
神威
...!!
神威
へぇ良かったじゃん笑
緋織
私に似ないで可愛かった
緋織
大事にされているようでとても安心したわ
神威
緋織は可愛いよ
神威
可愛くて美人さん笑
緋織
でも傷があるわ
緋織
あの子は傷一つない綺麗な肌で優しい子だった
緋織
会ってみれば分かるわよ
緋織
私の妹が世界で1番可愛い
神威
えー俺は緋織が世界で1番可愛いと思うけどな
神威
それに、傷は男の勲章なんて言うけど、それは男が見栄を張るために作った言葉
神威
女の顔に傷がついてるだけで価値が下がるなんてことはないよ
神威
俺はその傷も合わせて好きだから笑
緋織
....
神威
まぁそんなに言うなら俺も会ってみたいなぁ笑
緋織
...ダ、ダメ
神威
会ってみれば分かるって...
緋織
会えとは言ってない
緋織
海賊を妹に会わせたくない
神威
あっじゃあ紹介してよ笑
神威
お姉ちゃんの未来の夫ですって笑
緋織
結婚する予定ないわよ
緋織
それに話しかけても無視させる程度には嫌われてるからしようにも出来ないわよ
神威
え、なんで？
神威
姉貴に会えたのに嬉しくないの？
神威
俺と神楽とは違うじゃん
神威
会ってそうそう喧嘩したの？
緋織
私は妹が生きていた時も死んだと聞かされた時も関心を持たずに、今まで過ごしてきたのよ
緋織
一度も自分から探そうとは思わなかったのよ
緋織
妹は最初から私を恨んでいたわ
緋織
私も同じ経験があるから気持ちは分かる
緋織
だからこれから仲良くなる気もないし、私は影であの子を支えられれば...
神威
それって後悔しないの？
緋織
...!!
神威
緋織が言ったんじゃん後悔しないようにって
神威
せっかく生きてるってしれたんだから、緋織がしたいことすればいいじゃん
緋織
...それは、私の自己満足でしょ
緋織
あの子は私と話したくもないはずよ、私に謝られたって、迷惑なだけじゃない
神威
ようは、逃げるんだね笑
神威
俺に言っといてそれはないんじゃないの
緋織
...私はこれでいいのよ
緋織
私があの子の傍にいたかったけど
緋織
それ以上に守りたいから
緋織
守れればそれでいいの
次回♡30
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