幹部たちの話

話し声が聞こえる。

人の声なんて自分と魔女しか 聞こえていなかったのに。

話の内容から戦争中なのだろう。

あぁ、そうだ。 この声は彼らの声だ。

いつもインカムから 聞こえてくる天の声

甘い物が好きな永遠のＪＫ

戦争に滅多に参戦しないが 俺らの為に武器を送ってくれる兄

やはり、彼らまでもが 参戦するのだから今のこの状況は まずいのだろう。

だが、妙に引っかかる。

我々の軍ならばどんな戦争で あってもこんなにも 慌ただしくなることはない。

緊急なこと…

ーｽﾞｷｯ

頭が痛い。

思い出そうとすると、 激痛が走る。

確実に思い出しているのに 何かが引っかかっている。

最後のピースを埋めるため 扉を開ける。