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眞上 燈李
空いている薬品とかありませんかね〜
犬鳴 太郎
そうだね…
井上 潤
どれもこれも新品…
今現在、柏木さんを殺した犯人は ここの校舎で殺害したわけでは無くなった
つまり、全員が怪しくなってしまう。
桑ヶ谷 北莉
お、おい！これ…!!
井上 潤
どうしたの？北莉…って、！
北莉が指を指した先には
小さくなり、怪我をした柏木さんがいた
柏木？
…だれ、？
小さな箱(鉄製のようだ)の中に入っており 我々のことは何も覚えていない様子だった
犬鳴 太郎
柏木…さん？
柏木？
…ど、どーして、ぼくの、おなまえしって、るの、？
桑ヶ谷 北莉
そりゃあ知り合いだからな…
桑ヶ谷 北莉
ってか、生きてる!?
桑ヶ谷 北莉
え、なんで？
眞上 燈李
幻覚…でしょうか
眞上 燈李
面白いですね〜
思わずカメラを手に取る
その時だ
柏木？
ん、
柏木さんがカメラのレンズに 覆い被さるように手を置く
眞上 燈李
…嫌ですか？
柏木？
…いや
柏木？
い、やだぁっ、
犬鳴 太郎
とりあえずこの子…連れていこっか、
井上 潤
茜さん探しに行こうよ
眞上 燈李
……そうですね
犬鳴 太郎
ほら、柏木くん、おいで
柏木？
……し、ろとだよ、
柏木？
しろと
犬鳴 太郎
じゃあ…白戸くん
犬鳴 太郎
抱っこしよっか？
柏木？
…!!
嬉しそうに頷く 幼い彼は純粋無垢だった
柏木？
…えへへ
犬鳴 太郎
…それにしても
井上 潤
？
犬鳴 太郎
白戸くん、好きな食べ物は？
柏木？
……ぜ、ぜりー、
犬鳴 太郎
言葉が詰まってるように聞こえるんだよね…
桑ヶ谷 北莉
確かに、アタシも少し気になったが…
眞上 燈李
吃音症ですかね〜
犬鳴 太郎
なるほど…確かにそうかも
柏木？
ご、ごめん、なさい
桑ヶ谷 北莉
謝る必要はないぞ！ゼリー美味しいよな！
柏木？
!!
柏木？
うん！
眞上 燈李
…保健室、遠いですね〜
犬鳴 太郎
そうだね…
井上 潤
１階かな？
犬鳴 太郎
まぁ、大抵そうだよね…
犬鳴 太郎
失礼しま__
そこにあったのは
桑ヶ谷 北莉
!!
霞流 茜
……
柏木
ふふ、
横たわっている茜さんと 立ち尽くす柏木さんの姿だった
井上 潤
!?
井上 潤
っ、
すると潤は 柏木さんを捕らえた
井上 潤
…茜さんに何をした、
眞上 燈李
潤選手、そう焦っちゃダメですよ〜
桑ヶ谷 北莉
そ、そうだぞ…茜はまだ生きてるかも…
犬鳴 太郎
…柏木…さん…?
柏木
…薬は好きかい？
井上 潤
薬…?何の話だ
柏木
薬は好きかい？
眞上 燈李
!!
眞上は何かを思い出したように呟いた
眞上 燈李
いいえ、私は嫌いです。貴方こそ薬は好きですか？
柏木
……僕は好きだよ、死んでしまうほどにね
そう言うと部屋から出て行った
桑ヶ谷 北莉
な、なぁ…アレ…なんだったんだ、？
犬鳴 太郎
眞上さん、一体何故…
眞上 燈李
…僕にもわかりません
眞上 燈李
何故か思い付いたんですよ〜
柏木？
…ねぇね、おきて、
小さな柏木が茜を揺する
霞流 茜
ん、んん…
霞流 茜
な、なにが…おきたのかしらぁ…
犬鳴 太郎
茜さん！
桑ヶ谷 北莉
よ、よかったぁぁぁぁ！！
霞流 茜
ちょっ、なによ！
北莉が茜に向かって飛びかかる
霞流 茜
やめなさいよ！起きたばかりなのに…
桑ヶ谷 北莉
アタシ…嬉しくて…つい…
霞流 茜
って、なによこの子供…また変なの連れてきて…って柏木じゃない、
霞流 茜
二度とこいつの顔は見たくないっていうのに…
柏木？
…ふぇ
柏木？
うぅ…ふぇぇぇ、
子供のように…といっても子供だが 泣き出してしまった
眞上 燈李
大丈夫ですよ〜
眞上 燈李
皆、貴方の味方ですよ〜
犬鳴 太郎
そうだよ、ね？
柏木？
……
霞流 茜
わ、悪かったわね…
柏木？
…えへ
柏木？
だい、じょーぶ！
眞上 燈李
それじゃあ、さっきまであったことを整理しようか…
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