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あらすじ─
ある日、いふが珍しく体調を崩した。 普段は毒舌で強気ないふが、ぐったりとベッドに沈んでいる姿に、ほとけは戸惑いつつも、世話を焼く。 その中で見えてきたものは、いつもより少し素直で少し甘えた"いふ"の姿だった─。
『突然の体調不良』
𝐼 💎
昼過ぎ、メンバーとの会議に現れなかったいふが心配で、ほとけはこっこりと彼の部屋の前に来ていた
ノックするまでもなく、扉配置半開き
中からは、かすかな咳と寝息が聞こえてくる
𝐼 💎
ほとけがそっと顔を覗かせると、ベッドにうずくまるように寝ているいふの姿
頬はほんのり赤く、眉は寄ったまま
𝐼 💎
急いで冷蔵庫からスポドリを取り出し、薬箱を探し、冷えピタを持って戻ってくる
𝐼 💎
タオルを絞って額に乗せ、熱を測ると、案の定、38.5度
𝐼 💎
いふはうっすら目を開ける
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 💎
スプーンで冷ましたおかゆを口に運ぶと、いふはふぃっと顔を背ける
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 🤪
ぶつぶつ言いながらも、結局は口を開けるいふ
𝐼 💎
ほとけは何処かくすぐったい気持ちになりながら、いふの額の汗を拭った
𝐼 🤪
ぽつりと漏れた言葉に、思わず手が止まる
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
𝐼 🤪
静かな沈黙が落ちて、ほとけがちょっとだけ笑った
𝐼 💎
𝐼 🤪
𝐼 💎
小さく交わされた言葉は、何処か熱っぽくて、けれど優しい
いつもの毒舌も、強がりも、今は何処かにしまって
ベッドの上、交わる視線の温度は、熱よりもずっと、甘くて柔らかかった─。