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真由香

ふーーー!

真由香

今日は実家帰りか。

真由香

楽しみダナー

もう、そんなことだと思った

大人しくするのよ

真由香

はーい

真由香

(お年玉お年玉♪)

お年玉もすがらないのよ?

真由香

ちぇー

元気だなーまゆは。

ほんとねまったく。。

その日は夜中2時から田舎のおばあちゃん家に向かっていた

新年が近く、今年は父方のおばあちゃん家にいくのだ

真由香

外真っ暗ー

そうね。こんなとき、都市伝説を思い出すわ

あれかあ

なかなか信じがたいけどなw

真由香

えーなになにーっ

寝ないの?

真由香

うん!

仕方ないな

わかったわよ

真由香

やった

真由香

早く早く

あのな

こういう夜中に車で山沿いや田んぼ道、いわゆる田舎道を通るとき

レヅチミ様という神様が出ると言われてるんだ

レヅチミ様はね、もとは自然が大好きな女の子だと言われてるの

もとはだぞ

そうそう、その子はちょっぴり不思議な子で…

回想シーン

成子

みっちゃーーん?

成子

いないのー?

成子

ずっと休んでるじゃんー出ておいでー

成子

お話したいの、成子!

ガラガラ

美智

…いい、よ

成子

ぇ。。

その子の名前は美智といって

学校に突然行かなくなったのよ

それで何にも知らないある女の子がね。

その子の家を訪ねたの

いつもは物音一つしないのに

ある日出てきて家に招き入れてくれたんだって

成子

あ、ね、ねえ

美智

なぁに

成子

目。。目、どうしたの?

美智の目は、無かったのよ

そして、美智はとっても嬉しそうにこういったらしい

美智

レヅチミ様がね。レヅチミ様がね。

美智

お目目欲しいって!!

美智

だからね

美智

お目目あげるために

美智

いっしょーけんめー頑張ったの!

成子

ひっ!

成子

じゃ、じじゃあね!!

その後、美智とその両親の行方はわかってないらしいわ

あのな

レヅチミ様は別名ミチヅレ様ともいわれてるんだよ

真由香

へえ

真由香

逆から読むから?

多分な

レヅチミ様はね

子供の入れ物が欲しいんだって

真由香

えーこわーい

まゆも、大変だぞー

真由香

もー!

真由香

怖がらせないで!

真由香もだって、いい年なんだから。

覚悟をきめなさいよー

真由香

真由香

あ!

真由香

でも、おばあちゃん家の村って子供いないんでしょ!

真由香

なら、レヅチミ様はいないね!

そろそろだな

真由香

あ、ほんとだ!

真由香

看板みえた!

もうつくわよ、真由香

真由香

真由香

ねぇ、何か音聞こえない?

そう、だな

真由香

真由香

キャァァァア!!!!!

真由香が車の後部座席から後ろをみると。。

そこには髪の長い少女がたっていた

その少女の顔には目がなく

ほんとは見えるはずもないのに

爪が剥がれ

下唇がとれかけ

片足がおかしな方向に曲がっている少女が見えた

おかしな走り方で

手を回し

首をあり得ない方向に動かしながら

時速80㎞で走っている車に追い付こうとしている

真由香

いやぁぁあ!!!

真由香

逃げて!!

真由香

早く!!

真由香

お父さん!!お母さん!!

真由香

ねぇ!!!

真由香

なんでスピード落とすの!!!

近づいてくる女の子

いや、あれは人じゃない

化け物だ

近づいて来てはじめて気づいた

彼女の身長は二メートルをゆうに越えている

真由香

おかぁさんっっ

なあ、真由香

こっいへおいで

そういって振り向いた両親

その目はまるで穴でもあいたかのように

暗闇に溶け込んでいた

真由香

キャァァァアァァァ!!!!

真由香

ぁ。。ぁ。

とうとう車が完全に止まった

彼女は大きな体でこちらを覗くために

体を反るような形でボキッと音を立てて体を曲げた

その顔は…

目が合う

彼女の目からは

血とはまた別の。。

黒いドロドロとした液体が流れていた

そして、真由香は

真由香

レヅチミ様レヅチミ様

真由香

レヅチミレヅチミレヅチミレヅチミレヅチミサマレヅチミサマレヅチミレヅチミレヅチミレヅチミレチミミチミチミチミチレミチヅミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレミチヅレ

真由香

キャハハハ

真由香

コッチニオイデ

成子

んーー

成子

ヅガレダァア

おかぁさんーー

成子

んーハナちゃんどしたの?

あのねあのね

さっき何かの走る音みたいなのがね

ハナ、きこえたのっ

成子

大丈夫よー

成子

お母さんも。。村の人も

みーんな

成子

仲間だから

そういった成子の目は

底がないように黒くさざめいていた

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