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第十七話 無邪気な少女
無限城のどこか
瑠璃
実弥
悲鳴嶼
瑠璃
瑠璃
瑠璃
そんなことを考えていた時
鎹鴉
瑠璃
鎹鴉
鎹鴉
瑠璃
瑠璃
鎹鴉
瑠璃
鎹鴉
瑠璃
衝撃的だった
それは、しのぶさんの戦死の報せだった
瑠璃
瑠璃
瑠璃
とても信じられなかった
藤の花の毒による作戦は、
わたしも聞いていた
できることなら、もっと早く行きたかった
もし、わたしがいれば、
しのぶさんを助けられたのかな…
悲鳴嶼
悲鳴嶼
悲鳴嶼
瑠璃
瑠璃
実弥
瑠璃
わたしは涙を拭って、前を向いた
その時
バカッ
瑠璃
瑠璃
わたしの前を走っていた不死川の真下に、
あの移動する襖が現れた
瑠璃
実弥
わたしは、不死川さんの背中を押して、
その襖の中に落ちていった
実弥
瑠璃
パタン…
その言葉より、遅かったか、早かったか、はたまた同時か
襖は閉まり、わたしはまたどこかに飛ばされた
ドスン!
瑠璃
わたしは体勢をうまく保てず、
背中から落ちた
幸い、軽い打身で済んだようだ
瑠璃
本日二回目の「ここどこよ」
そう言うと同時
瑠璃
瑠璃
?
瑠璃
瑠璃
少女の鬼
瑠璃
少女の鬼
少女の鬼
瑠璃
瑠璃
瑠璃
少女の鬼
少女の鬼
瑠璃
瑠璃
瑠璃
瑠璃
瑠璃
イズミ
瑠璃
瑠璃
相手は鬼なのに、不覚にもそう思ってしまった
イズミ
イズミ
少女の鬼
イズミ
イズミ
瑠璃
瑠璃
瑠璃
イズミ
イズミと名乗る少女の鬼は、
右目に『零』、 左目に『下弦』
と書かれていた
瑠璃
瑠璃
瑠璃
イズミ
瑠璃
イズミ
瑠璃
イズミ
イズミ
イズミ
瑠璃
瑠璃
イズミ
瑠璃
瑠璃
瑠璃
イズミ
イズミ
イズミ
瑠璃
イズミが、涙を流すと、
それがたちまち水溜りのようになった
瑠璃
瑠璃
イズミ
一掬の涙
彼女が言うと、わたしは涙の渦に呑まれた
瑠璃
イズミ
瑠璃
瑠璃
イズミ
イズミ
イズミ
瑠璃
イズミは、無限城にいるのに、
驚くほど無邪気で、
特別強くもない
無惨に、洗脳され続けているのか…
お父さん、だなんて
この子がもし、人を襲ったことがないなら…
瑠璃
わたしは、自分の腕に切り傷を作って、
試してみることにした
瑠璃
瑠璃
イズミ
イズミ
少女の鬼
イズミ
イズミ
イズミ
瑠璃
想像しなかったわけじゃないけど、
ここまでするなんて、予想外だった
瑠璃
瑠璃
わたしは、日輪刀を使い、
ある技を出した
実戦では、これが初めてだ
イズミ
瑠璃
瑠璃
瑠璃
瑠璃
星の呼吸 参ノ流 虹衣
サァ…
イズミ
イズミ
イズミ
瑠璃
瑠璃
瑠璃
虹衣
それは、晴天の辟易と似た舞から、
光を生み出す技
そして突発的に眠くなる
その隙をついて、
辛くない太刀筋で、頸をはねる
瑠璃
瑠璃
どうして、イズミは人を食べなかったんだろう
それでいて、なぜ生きていていられたのか
気になるところはあったけど、
無惨を野放しにはしておけない
イズミが鬼となった根源は、
あいつなんだから
瑠璃
回復して、もう傷は治ったけど、
この布は外さない
これも、被害の思いとして、
戦場に持っていくべきだ
わたしはそう思った
第十七話 無邪気な少女 END