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炭善 🚬
善逸
俺がそう言った時
炭治郎は少し驚いて
炭治郎
炭治郎
優しい笑顔で
頷いた
あの日から俺たちは
一緒に我慢した
欲しくて欲しくてたまらなくて
指先が震える
炭治郎
炭治郎
善逸
炭治郎
一緒に苦しむお互いがいるから
俺たち煙草をやめれた
でも俺たちは別れた
灰になったみたいに
全部なくなった
でも3ヶ月経っても
炭治郎が忘れられなくて
前みたいに過ごせる日を
想像して泣いてを繰り返してた
三日月が俺を照らした日
コンビニの光の下で笑ってた
俺と一緒に辞めた煙草を指に挟んで
俺が知らない人と吸ってた
煙の隙間から見える炭治郎の顔が
俺の心を痛めつけた
善逸
善逸
間違えた、と思った
炭治郎の視線が
すごく冷たくて
炭治郎とは思えなかったから
炭治郎
そんな睨まないでよ
俺頑張って話しかけたよ
前みたいに笑って抱きしめて
善逸
善逸
善逸
急いで走って逃げた
怖くて
出会ったことの無い人と
喋ってるみたいだった
前の炭治郎じゃない
嫌だ
涙で前が見えなくて
何回も転んだ
息も切れてきて
スマホの画面を見た
炭治郎から通知
「あれはただの友達だよ」
「善逸、今から会えない?」
胸が高鳴る
いや
息苦しくなってる
何も分からなくなった
せっかく辞めたのに
また辞められなくなっちゃうじゃん