黒尾鉄朗
夜久衛輔
初めてでも分かる、 唇の感触の意味。
ゆっくり顔を離すと、
押し倒された研磨が 顔を真っ赤にしていた。
ボールに躓いた私が
目の前にいた研磨もろとも 倒れてしまったらしい。
色葉楓
孤爪研磨
夜久衛輔
すぐに立ち上がって退くと、
研磨も顔を手で隠しながら 上体を起こす。
一拍置いて 夜久くんが駆け寄ってきた。
色葉楓
孤爪研磨
夜久衛輔
火がついたように全身が熱い。
それこそ今の私は 茹でダコ状態だろう。
でもそれは研磨も同じだ。
黒尾鉄朗
クロの声で研磨も立ち上がる。
誰もキスについて ツッコんではこない。
私は逃げるように スポドリのカゴを持って、
体育館をあとにした。
😺😹😻
色葉楓
水道の蛇口を捻って ボトルに注ぐ。
顔の熱は外の風に吹かれても まだ治まらない。
色葉楓
色葉楓
動揺と困惑でまだ現実味がない。
でも思い返しても 不快感がないのは、
気付かないふりをした。
朝練が終わって教室に着く。
幸い、研磨とは席が遠いから 特別関わることもなく、
ほっとしていたのも束の間。
先生
色葉楓
先生の突然のカミングアウト。
嫌な予感は的中し、 今隣の席にはプリン頭がいる。
色葉楓
孤爪研磨
色葉楓
孤爪研磨
色葉楓
柄にもなく挨拶をすれば、
返ってきたのは たったの二文字。
色葉楓
色葉楓
顔の熱を逃がすため 下敷きをパタパタ扇ぎながら
私は必死に雲を眺めたのだった。
コメント
6件
隣プリン頭w
研磨が顔赤くしてんのが見たすぎるほんと可愛い🥹💞 席替えのタイミング悪すぎる😹 やっぱり事故りキスってきっかけくれるので大好きです👍🏻💘
席替えタイミングがぁあ(笑) きゃんま明るく接してあげて(笑)