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ちゅん、ちゅん。
外から聞こえる鳥の声で目が覚めた。
……あ、朝だ。
昨日の夜のことを思い出した瞬間、心臓が"ドクン!"って跳ねた。
なむじゅなの指の感触、 鼻先数センチの距離…
…うわあああ、恥ずかしい……!!
僕は布団の中で、顔を両手で覆った。
隣のベッドを見ると、なむじゅなはもう起きていて、机に向かってる。
でも、なんだかいつもより背中がピンと伸びてて、硬い気がする。
Hobi
勇気を出して声をかけたら、なむじゅながビクッ!と肩を揺らした。
Nam
Nam
振り返ったなむじゅなの顔が、まだちょっと赤い。
目線が泳いでて、僕の目を全然見てくれない。
Hobi
Hobi
僕がそう聞くと、なむじゅなは"う、うーん。まあ、それなりに……"って。
手に持ってるシャーペンをカチカチさせながら、あさっての方向を向いた。
……嘘だ。
なむじゅなの目の下に、うっすらクマができてる。
……もしかして、なむじゅなも眠れなかったのかな。
Nam
Hobi
二人で部屋を出る時、狭いドアのところで肩がぶつかりそうになって、
"あ、ごめんっ!!" って、同時に謝って。
……だめだ、昨日よりも、もっともっと意識しちゃう。
なむじゅなの背中を追いかけながら、僕は自分の心臓の音を鎮めるのに必死だった。
おまけ(なむ視点)
……一睡もできなかった。
時計の針がチクタク進む音を聞きながら、昨日の夜の感触を反芻しては、布団の中で "うあああ……" とのたうち回っていた。
僕の手、ほばの頬に触れたよな。
あんなに近くで、ほばが目を瞑ったんだよな。
…嫌われてない、よね? 怖がらせてない、よね……?
朝、机に向かって参考書を開いてみたものの、文字が一つも頭に入ってこない。
背後で、ベッドが小さく軋む音がした。
Hobi
……っ!!
心臓が口から飛び出るかと思った。
振り返るだけで精一杯で、声が裏返りそうになるのを必死に抑える。
Nam
Nam
やばい、目が合わせられない。
ほばの顔を見ると、昨日のあの"とろん"とした表情を思い出して、顔が火を吹きそうになる。
手持ち無沙汰で、意味もなくシャーペンをカチカチ鳴らす。
Hobi
Hobi
ほばの純粋な問いかけが、今の僕には刺激が強すぎる。
"それなりに……"なんて嘘をついたけど、鏡を見なくてもわかる。
僕の目の下には、立派なクマができているはずだ。
Nam
Hobi
部屋を出ようとして、ドアのところで肩がぶつかりそうになった。
"あ、ごめんっ!!" 慌てて飛び退く。
……だめだ、昨日よりも、もっともっと意識してる。
前を歩くほばの後ろ姿が、いつもより小さく、でもすごく大きく見えて。
…ほば、僕の心臓の音、聞こえてないかな
廊下を歩く自分の足音が、やけに響いて聞こえた。
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