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お久しぶりです!
今回at君の目について出てきますが
全て主が勝手に想像して書いてます
いつもはある程度下調べするのですが
今回話の流れを先に作ってしまったので
現実と異なったら話が終わるので
敢えて無知で書いてます
それを理解して頂いた上で楽しんでください
そもそも夜の屋上に患者だけってのが有り得ない設定ですがね(笑)
今日prちゃんの勇気ある1歩により
晴れてakとprちゃんは恋人同士になった
そんな2人の姿を見て
俺も決めた事がある
それは、この気持ちに答えを出す事
あやふやなまま置き去りにするのは
一生後悔する
prちゃんにそう教わった気がした
その為に今日も屋上に来ると
atはその場に座り俯いていた
こんな事初めてだった
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顔を上げるといつもの笑顔を見せたけど
一瞬見せた苦痛に歪む顔に
妙な胸騒ぎを覚えた
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そう言うと立ち上がったatは
白杖を使いゆっくり歩き始めた
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ふふっと何時もの様に笑うatだけど
俺の胸騒ぎは落ち着かなかった
mz
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あっさりとそう返されてしまい
俺の胸騒ぎはまるで蝋燭の火をふぅっとしたように消されてしまった
同時に出そうとしていた答えも
無駄だよ、と言われた気がした
atの中での俺の存在は
米粒程小さいのかもしれない
そう突きつけられた気がして悲しく、虚しかった
パートナーのakだったら違う返答をしていたのかな
俺の中で小さく芽生えてしまったそれが
『嫉妬』だと言う事に気付きたくなかった
mz
俺はatがそう言う意味で好きなんだ
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案外あっさりと出てしまった答えだけど
mz
所詮俺はatにとってただの赤の他人
その事実がちくちくと俺の胸を刺す
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恐らくだけど、それは前回atが言ってた別件の事だろう
atの中でも不安や苦しみがあって
それを1人で抱えて藻掻き苦しんでいる
俺にはそう見えた
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そう言ったatは空を見上げ笑うも
その失った目からは涙が零れ落ちた
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気付けば俺は車椅子から立ち上がり
atが壊れないよう優しく抱き締めた
この涙はatの中での最終警告
もう彼の中ではキャパオーバーなんだと
訴えてくれている気がした
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自分の想いを吐き出していたら
何故か俺まで泣きそうになってしまった
でもそれじゃダメだと
抱き締めている腕に力を込める
まだまだ伝えたい事が山程あるんだ
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そう言葉を出した瞬間
atは俺をぎゅっと包み込み
その顔を俺の肩に埋めた
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切れ切れに伝えられた言葉と共に
俺の肩が湿って行くのがわかる
俺を許してくれた事が嬉しくて
atが落ち着くよう背中を擦りながら
俺は『ありがとう』と呟いた
数分後、泣き止んだatはその場に座った
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差し出された手をぎゅっと握る
少し冷たいその手は助けを求めているようだった
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ふぅっ、と深呼吸して意を決したのか
atはゆっくり口を開いた
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それがどういう事を指すのか
ピンと来なかった俺に
atはゆっくり説明を続けた
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小刻みに震えるatの手をぎゅっと握る
ここに今俺の言葉はいらない
atが紡ごうとしている言葉をゆっくり待つ
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確かにそうかもしれない
だって俺はそいつを56そうと思ってここに来た訳だから
今となりゃすこーしだけ感謝かな
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そう言うとatは握っていた俺の手を
自分の頬に当て、呟いた
『mzに、会いたい』