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あなたの中に私はいない…。

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あなたの中に私はいない…。

1 - あなたの中に私はいない…。

♥

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2019年02月19日

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あの人の中に、私はもういない。だけど、せめて最後は。最後だけは私を覚えていて欲しい。だって…。

高野芽衣

陽斗〜

佐々木陽斗

おう!めい、おせーよ!

高野芽衣

ごめんー

佐々木陽斗

じゃあ行くか!

高野芽衣

おけ!

佐々木陽斗

どこ行きたい?

高野芽衣

うーん、じゃあゲームセンター行きたい!

佐々木陽斗

よし!好きな物取ってやるよ!

高野芽衣

ほんと!やった!(やばい、あれだ)

私、高野芽衣は余命2ヶ月、病名は…悪性単細胞種ステージ4 陽斗には言えないでいます。

高野芽衣

陽斗、ちょっとトイレ行ってきていい?

佐々木陽斗

あ、おう。顔色悪いけど大丈夫??

高野芽衣

う、うん、大丈夫だよー!ちょっと待ってて!

佐々木陽斗

分かった

突然のことで、あまり覚えてないけどそれは、ショックなことでした。

ガヤガヤガヤ ピーポーピーポーピーポー

高野芽衣

陽斗?どこ?

高野芽衣

あのすみません、何かあったんですか?

通行人

あ、居眠り運転のトラックが制服をきた男の子をひいたのよ

高野芽衣

え?

高野芽衣

すみません、ひかれたの、私の彼かもしれないんですけど。

救急隊員

彼氏さんのお名前は?

高野芽衣

佐々木陽斗です。

救急隊員

こちらへ。

高野芽衣

え?は、はると!

お母さん

はるとー!泣泣

高野芽衣

おばさん。

お母さん

めいちゃん、グス泣病院へ行きましょう。

高野芽衣

はい。

病院

医者

お母さん、落ち着いて聞いてください。息子さんは、一命を取り戻しました。

高野芽衣

良かったー泣

医者

それが…。

お母さん

なんですか?

医者

事故のとき、頭をひどく打っていました。そのせいで、記憶障害、いわゆる記憶喪失です。

お母さん

そんな。

高野芽衣

そんな。嘘よ。泣

高野芽衣

あの私、言わないと行けないことがあって。

お母さん

何?

高野芽衣

私、あと余命2ヶ月なんです…。

お母さん

え…?陽斗には?

高野芽衣

まだ。

お母さん

そうなの。

医者

佐々木さん、高野さん目を覚ましましたよ。

佐々木陽斗

ありがとうございます。

病室

お母さん

陽斗?大丈夫?

佐々木陽斗

え?誰ですか?

お母さん

うっ、ごめんなさい。

高野芽衣

おばさん。

佐々木陽斗

あの、どなたですか?

高野芽衣

あ、こんばんは、私は高野芽衣、あなたの彼女よ。

佐々木陽斗

僕の彼女?ほんとですか?

高野芽衣

うん、私と出かけてる時、陽斗くんが事故にあったの。

佐々木陽斗

そんな。僕、記憶がないんですか?

医者

そうだよさっきの人は、君のお母さんだ。

佐々木陽斗

え?僕の…お母さん?

高野芽衣

そうよ。

お母さん

陽斗…。

佐々木陽斗

お母さん?

お母さん

!!はると!

佐々木陽斗

あなたは、僕のお母さんなんですか?

お母さん

そうよ!

佐々木陽斗

お母さん、お母さん!

お母さん

そうよ!

高野芽衣

おばさん良かったね!

お母さん

ええ!

佐々木陽斗

あの、芽衣さん?

高野芽衣

え?何?

佐々木陽斗

僕の彼女なんですよね?

高野芽衣

うん

佐々木陽斗

呼び捨てとか良いですか?

高野芽衣

もちろん!事故前まで呼び捨て だったのよ私たち

佐々木陽斗

ほんと?

高野芽衣

うん!

有馬美桜

めい!

高野芽衣

美桜!

有馬美桜

大変だったね。

佐々木陽斗

あの、…

有馬美桜

あ、ごめんなさい、私めいの友達で有馬美桜です。よろしく

佐々木陽斗

佐々木陽斗ですよろしくお願いします

結局、まだ陽斗には言えないでいる。私の病気のこと。医者によると、また一定の頻度で、記憶を失うことがあるらしい。毎日居ないとね。だから、陽斗の中に私はいない。いつゆえるかな?私が死ぬ前に大事なこと…。

ご視聴ありがとうございました!続きは、100言ったら描きます!よろしくお願いします!

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