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えんか!
『だからオロセンガは俺のなんだって!!』
ニウエ
穏やかな昼下がり。
オセアニアのとある島に、 ささやかに暮らしを営む家族がいた。
‥が、それにしては到底穏やかとは言えないような
怒声が家に響いていたが…
ニウエ
家族のクソデカ感情(言い得て妙だな)
に疑問を思ったこの家の末っ子、ニウエは階下へ降りて行った。
ニュージーランド
トケラウ
先ほどからキレているのは、 長兄であるトケラウ。
彼は近くの島、オロセンガ島が米領サモアの ものであることが気に入らないようだ。
そんな彼の怒声を受け流し、優しく諭しているのは
ニュージーランド。一家の大黒柱だ。
ニュージーランド
ニウエ
ニュージーランド
ニウエはああ、なるほどね、というように何度も頷いた。
最早この騒ぎは日常茶飯事だ。
いとこの米領サモアに会った後、だいたい彼はこうなる。
クック諸島
先ほどからソファに寝そべって本を読んでいた 彼がようやく言葉を発した。
クック諸島。この家の次男。
普段はおとなしく、のんびりとしている。
ニュージーランドはその性格に少し困っているようだが‥
トケラウ
トケラウ
トケラウ
ニュージーランド
しばらくの間キレるトケラウと宥めるニュージーの 攻防戦が続いていたが、 結局怒りも冷めたのかトケラウが先に折れたようだった。
トケラウ
まだ不満はあるのかぶつぶつと文句を呟いていたようだが…
ニュージーランド
トケラウ
ニュージーランド
ニュージーランドはトケラウを優しく撫でる。
トケラウ
口では反抗的な態度をとりつつも、 彼は心底嬉しそうにしていた。
ニウエ
可愛がられる兄に嫉妬したのだろうか、ニウエが乱入してくる。
ニュージーランド
ニウエ
ニウエの黄色い猫耳がピンと立った。よほど嬉しいのだろう。
駆け寄って父親の腰に思いっきり抱きつく。
ニュージーランド
ニウエを撫でながら、棒立ちでソワソワしていた次男に声をかけた。
クック諸島
彼は自己表現があまり得意ではなかった …が、超ファザコンだったようだ。
ニュージーの優しさと包容力はとんでもなかった。
現に兄妹はみんなべったり彼に懐いている。
海に面した窓から、緩やかな風が入ってくる。
穏やかな太平洋の午後の時間が、溶けるみたいにゆっくりと過ぎて行った。
主ぽっぽ
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主ぽっぽ
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