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放課後の殺人事件

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放課後の殺人事件

3 - 第三話【再び膨らむ不安】

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2023年04月12日

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りりかに声をかけたのは…

りりか

誰…?

良かった…!人間違いじゃなかった…!

りりか

澪…?なんでここにいるの?

りりかがトランプを取りに行った後、
トイレに向かってたの

それで、待機室に戻る時に委員の先生からここの本の
整理整頓を頼まれて、ここに来ることになったの

りりか

そうだったんだね

りりか

もしかしてまだ作業残ってたりする?

ううん。今さっき終わったばかりなんだ。
かなり時間がかかってずっと戻れなかったんだけどね

さっきはこの本を棚に戻そうとしてうっかり落としちゃったの。

りりか

じゃあ、2人で一緒に戻ろうか

う、うん…

りりか

どうしたの?何か元気なくない?

りりかと合流するまでずっと怖かったの…

周りは暗いのにここだけうっすら電気がついてるし

誰もいないしすごく狭いでしょう?

それに…図書委員の私でも滅多に来ないせいで
いつ迷子になるかわからなかったから…

りりか

そっか…澪、閉所恐怖症だもんね…

だから、りりかを見つけた時、嬉しくて
ついつい声が大きくなっちゃたの…

びっくりしたでしょ?ごめんね

りりか

ううん、全然大丈夫だよ

ありがとう。じゃあ行こうか。

しかし、旧図書館を出て再び待機室へ向かう時、また問題が起こった

突然、澪が震え出したのだ

りりか

!?澪!?

(過呼吸をする荒い息)

りりか

澪!澪!落ち着いて!

りりか

とりあえずこっちへ!

突然の事に驚いたりりかだが、 持ち前の冷静さですぐに澪をおぶり近くにあった多目的室へ向かって 彼女を休ませた。

(呼吸が落ち着く音)

りりか

良かった…落ち着いたんだね…

……(深呼吸)

りりか

無理はしなくていいから、
もし話せないならこのボードに何か書いてくれない?

………。

澪は声を出すことが出来なかった様だが、 りりかの言葉に応じようと、懸命に震える手でボードに文字を書いた

りりか

……!これは…

 そこには大きな字でこう書いてあった

''皆んなのうちの誰かに何かあった気がする'' ''今までにないくらい怖くて、嫌な予感がする'' …と。

 りりかはそれを見て酷い悪寒が背中を伝っていくのを感じた。

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