トントン
グル……ン
トントン
グ……ペン
トントン
グルッペン!
グルッペン
トン氏おはよう…
トントン
おはよう。
グルッペン
トントン、朝っぱらからすまない。
トントン
なんや?
グルッペン
撤収するぞ。
トントン
はぁ!?樹はどうなるんや!?
グルッペン
俺、忘れとった。
グルッペン
樹は…あいつは…!
グルッペン
俺らを…利用するために集めたんや!
グルッペン
やから!あんなやつ!助ける必要なんかない!
(・д・⊂彡☆))Д´)パーン
トントン
ふざけるな!
トントン
樹が嘘ついてた!?
トントン
俺らを利用するために集めた!?
トントン
知るか!やからなんや!
トントン
それでも!樹は俺らの恩人で!
トントン
俺はあいつに救われた!
トントン
やから!今度は、俺らの番やろ!
トントン
樹を攻めるんは、後でもできる!
トントン
でも、助けれるのは今だけやろ!
トントン
ちょっと頭冷やしてこい。
グルッペン
すまない。俺…
トントン
ええんや…ええんやで…
トントン
誰も悪くない…仕方ないさ…
グルッペン
はぁ…俺…どしたんやろ。
ひとらんらん
グルッペン?ここにいたんだ。
ひとらんらん
あのね。今日樹の夢を見たんだ…
オスマン
それで…思い出したんや…
ひとらんらん
樹ってさ。元は名前がなかったんだよ。
オスマン
そう。だからさ俺らが名前を決めたんだ。
ひとらんらん
筋の通った立派な人に。
オスマン
どっしりとした頼りがいのある人に。
ひとらんらん
そういう意味を込めて
樹
オスマン
子供ながらさ。しっかり調べて。
オスマン
樹にピッタリな名前を。
グルッペン
そうだったのか…
ひとらんらん
だからさ…これまでも…
オスマン
これからも…一緒にいようって思ったんだ…
グルッペン
ごめんな…俺…
ひとらんらん
何が?ほら、戻ろ。
グルッペン
ありがとう。
ひとらんらん
どういたしまして?
君がいたから。
僕がいる。
君がいたから。
僕らがいる。
君がいたから。
生きようと思った。
君がいたから。
幸せを願えた。
グルッペン
ごめん…樹。
グルッペン
今度は俺が…
助ける番や!