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神威の片割れ

第3話 - 3話

142

2024年12月28日

#銀魂夢小説

#兄弟

#神威

凛🐶

神威

女を殺すのは趣味じゃないんだよ

神威

女は強い子を作るかもしれないだろ？

百華

...ﾋｯ

神威

まぁ君らの子供には理解出来ないか

神凪

止める

晴太

やめろ、！

神威

なんだ神凪来てたのか

神威

なんで止めるの？

神威

同情でもした？

百華

逃げる

神凪

全員殺す必要はないでしょ

神凪

殺人魔

晴太

そんなに人を殺して何が楽しいんだ！

晴太

なんでそんなヘラヘラして人を殺せるんだよ！

神凪

同感

神威

酷いなあ

神威

ここまで連れてきてあげたのに

神威

それにこいつら君の母さんをここに閉じ込めてた人間だよ

鳳仙

そんなに会いたくば会わせてやる

鳳仙

このわしが

晴太

鳳仙？！

神威

あちゃー見つかっちった

神凪

うちは関係ないから

鳳仙

ﾌﾝ連れていきたければ連れていけ

鳳仙

髪を床に落とす

鳳仙

それがお前の母親だ

晴太

...!!!!

神凪

...........

神凪

こっち来んな禿げ

神威

たまたま降りた先にお前がいたんだろ

神凪

どっちが勝つか賭ける？

神威

いいよ

神威

じゃあ俺は

神威

あのお兄さん

神凪

あの天パの地球人

神凪

ちょっと真似しないでよ

神威

これじゃ賭けにならないなぁ

銀時

.............

晴太

銀さんーーー！！！！泣

神威

ﾆｺ

神威

泣いてる暇なんてないんじゃないかい？

神威

男が己の命を落とした最後の頼み、こいつは聞いてやった方がいいんじゃないかな

神凪

賭けはどっちも負けか

神凪

もう少し爺ちゃんとやれると思ったんだけどなぁ

神威

そうだねえ

神凪

神威、アンタは何したいの

神凪

なんであの子供に手を貸すの

神凪

うちはアンタが分からないよ

神威

ﾆｺ

晴太

なんだよ、これ...

鳳仙

言ったはずだ

鳳仙

吉原の女は、日輪はわしのものだと

鳳仙

どこへも逃げられはせぬと

鳳仙

地上に飛び立とうともここには空などない

鳳仙

ましてや飛ぶための翼など、とうの昔にちぎれ落ちておるわ

晴太

母ちゃ...

鳳仙

もはやその女、1人では歩くことは愚か、立つことさえままならぬ

鳳仙

もうどこにも行けはせぬのだ

鳳仙

わしの元から飛び立とうなど出来はせんのだよ

神威

女を繋ぎ止めるため、足まで奪ったか

神凪

ひっどいねぇ

神凪

我が師匠ながら

神凪

やだやだ執着質な男はこれだから

神凪

女に溺れる男なんて見れたものじゃないねぇ全く

神威

同感

鳳仙

ｳｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

鳳仙

.........................

鳳仙

...我が天敵よ、久しぶりに会ったも何も変わらぬな

鳳仙

遥高みからこの夜王を見下ろしおって...

鳳仙

全くなんと忌々しい

鳳仙

...だが、

鳳仙

なんと美しい姿よ

神凪

...............

神威

人とは哀れなものだねぇ

神威

己にないものほど欲しくなる

神威

届かぬものほど手を伸ばす

神威

夜王にないもの、それは光

神威

旦那、貴方は太陽のせいで乾いていたんじゃない

神威

貴方は太陽がないことに乾いていたんだ

神威

誰よりも疎み、憎みながらも誰よりも羨み、焦がれていたんだ

神威

俺たちが決して手に入れることの出来ない太陽に

神威

冷たい戦場ではなく、暖かい光の下で生きることに

神威

決して消えないその光に

神威

故にその光を奪った女達を己のいる夜、この常世の町に引きずり込んだ

神威

そして、それでもなお消えぬ光を憎み、愛したんだ

鳳仙

ﾌｯ愛？そんな言葉どこで覚えてきた神威

鳳仙

そんなものわしが持ちえぬのは貴様が1番よく知っているはずだ

鳳仙

わしと同じ道を歩む貴様であれば、

鳳仙

神威、貴様はわしと一緒だ

鳳仙

戦う術しか知らぬ

鳳仙

欲しいものは全て戦って力づくで奪う

鳳仙

愛も憎しみも、戦うことでしか表現する仕方しか知らぬ

鳳仙

神威、お前もいずれ知ろう

神凪

.................

銀時

.............

神威

👏👏👏

神威

よっお見事

神威

実に鮮やかなお手前

神威

...とは言い難いなりだが、いやはや恐れいったよ

神威

小さき日が集いに集ってついに夜王の鎖を焼き切り、夜王を照らす太陽にまでなったか

神凪

まさか本当に爺ちゃんに勝つなんてね

神威

遠くまで来たかいがあったよ

神威

久しぶりに面白いものを見せてもらったよ

神威

だけどこんなことしたって吉原は何も変わらないと思うよ

神威

吉原に降りかかる闇は夜王だけじゃない

神威

俺たち春雨に、幕府中央暗部

神威

闇は限りなく深い

神威

また第2第3の夜王が生まれることだろう

神威

その闇を全て払えると思っているのかい？

神威

本当にこの吉原を変えられると思っているのかい？

銀時

変えれるさ

銀時

人が変わりゃ街も変わる

銀時

これからお天道様も機嫌損ねて雲から面出さなくなる日もあるだろうが、こいつらの光はもう消えねぇよ

神凪

へぇ

神威

そうかい大した自信だね

神威

じゃあ早速、第2の夜王と開戦と...

神楽

銃を撃つ

神凪

避ける

神威

避ける

神楽

神威！神凪！お前らの相手は私アル！！

神威

おっ？

神凪

あれ

神楽

そのねじ曲がった根性私が叩き直して！

新八

やめてよ神楽ちゃん！その体じゃ...！

神楽

離すアル！

神威

こいつは驚いたまだ生きてたんだ

神威

少しは丈夫になったらしいね出来の悪い妹だけどよろしく頼むよせいぜい強くしてやってよ

銀時

あっおい！

神威

好物のおかずは最後に残す派なんだ

神威

つまり君が気に入ったんだ

神威

ちゃんと怪我治してといてね

神威

まぁ色々あると思うけど死んじゃダメだよ

神威

俺に殺されるまで

神威

じゃあねお侍さん

神威

行くよ神凪

神凪

うん

神楽

待て！！

神楽

神威！神凪！！

神凪

顔を近づける

新八

...!!(速いっ)

神凪

ねぇ阿伏兎は君が倒したの？

神楽

神凪！！

神凪

ねぇ早く答えてよ

神凪

妹に殴られる前に

神凪

あのきな臭いおじさん、君が倒したの？

神凪

てっきり君は死んでるものと思ってたのに

新八

あいつは神楽ちゃんが倒したんだ！

新八

まぁ最後は助けてくれたけど、

神凪

へぇ神楽が...

神凪

いつの間に強くなっちゃって

神凪

まぁあいつ同族に弱いしね

神凪

可愛い妹をどうぞよろしくお願いね

神凪

あ侍さん達

神威

神凪ー？置いてくよ

神凪

今行く

銀時

あれも兄妹か？

神楽

私の姉貴...神凪アル

神楽

神威とは双子の妹で、一緒に出ていったアル

新八

.........、

阿伏兎

...たまげたねぇ、吉原に日が昇ってやがる

阿伏兎

あれが昇ってるってことは、沈んだのは夜王ってとこかい？

神威

さぁね

神威

負けたヤツに興味はないよ

神威

阿伏兎

神凪

あらあら、こんなにボロボロになっちゃって

神威

阿伏兎、また悪い癖が出たね

神凪

同族に甘ちゃんなんだから

神凪

神威と殺りあった時もそうだった

神凪

もっと痛めつければよかったのに

阿伏兎

どうせその後鳳仙の旦那がまとめてしめただろう〜

神威

同胞を大切にするのはいいが、加減しすぎたまま力を出し切れず負けるなんて夜兎の風上にもおけやしないよ

神威

お前は夜兎の血を愛でるあまり、最も血に恥ずべき行為をしたんだ

神威

言っただろ？弱いやつに興味ないって

阿伏兎

これは、加減なんてした覚えは無いがね

阿伏兎

アンタと会った時と同じ感覚だった

阿伏兎

団長

阿伏兎

実に面白い兄妹だよ

阿伏兎

嬉しいねぇ、有望な新人が続々と、俺たちの未来は明るいぜ

阿伏兎

これからはお前たちの時代だ

阿伏兎

俺たち古い世代は夜王と共に...

阿伏兎

月に帰るとするか

阿伏兎

.............

神威

肩を抱く

神凪

肩を抱く

阿伏兎

ありゃ？こりゃらどういう風の吹き回しだ？

神威

ーーーーーーー

阿伏兎

ーーーーーーーー

神凪

(私だけ取り残されてる気がする...)

神凪

(やっぱりうちは誰にも似てない)

神凪

(戦うのは別に好きじゃない)

神凪

(ただ必要だからしてるだけ、夜兎の本能なんてよく分からない)

神凪

(ただ隣にいるために強さを追い求めて今に至るだけ)

神凪

(...うちは...どうしたいんだろうね)

数ヶ月後宇宙

華蛇

フッふふふふふふ

華蛇

あはははふふふふふふ

華蛇

丁か半か...

神威

じゃあ丁

華蛇

ふっはは、半じゃ

神威

あ〜りゃりゃ負けちったぁ

阿伏兎

嘆かわしいねぇ春雨第4師団団長と言えば、かつては闇に咲く一輪の花なんぞと呼ばれていたが

阿伏兎

派閥争いで居場所を失い、組織の金持ち逃げして何処に姿消しちまったのかと思ってたら

阿伏兎

まさかこんな姿でご帰還とはね

神威

本当だねぇ

神威

まさか阿伏兎の好みがこういう女狐だったなんて

神凪

ｹｯ

阿伏兎

ガキには分かるまい

阿伏兎

世の中なんでも手のひらサイズ、コンパクト時代になっちまったがねぇ

阿伏兎

女は手に持て余すくらいがちょうどいいんだ

神威

DSくらい？

阿伏兎

いいやメガドライブくらいだ

神凪

うちは？

阿伏兎

手に大人しく収まってくれねぇじゃじゃ馬は好みじゃねぇなぁ

神威

え？普通に手に収まるけど？

神凪

いたたたたっ

神凪

頭掴むな！💢

神凪

ふっ男だってどうせ結婚すればうちの下僕のようになるんだからどっちでもいいでしょ

神威

それ誰から聞いたの？

神凪

どっかの怖いお姉さん

阿伏兎

まぁあながち間違ってねぇなぁ

阿伏兎

だから男は結婚前に遊び呆けるんだよ

神凪

うちはやっぱり遊び人じゃなくて、うち以外の女に興味なくて、余裕で敵ぶっ殺すような強い人でいい筋肉してるイケメンがいいなぁ

神凪

恋人にするなる

阿伏兎

それ団長じゃね？

神凪

何処がよ

阿伏兎

いやまんま

神威

へー神凪って俺が好みだったんだ〜笑

神凪

ちげぇよバカ!!

神威

神凪なら俺の強い子産んでくれそうだけど

神威

俺妹に興味ないからさ笑

神凪

なんでうちが振られたみたいになってるのよ!!

神凪

誰もあんたの子供なんて産みたくないんだから!!

阿伏兎

まぁ団長みたいな戦闘狂はやめときな

神凪

だから神威は興味ないって!!

神威

ﾆｺ

次回♡3

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