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秀魔
泥茜
秀魔
夏、何でもない或る日君は
秀魔
さよならも告げずに何処かへ
秀魔
不意に割れた心は床で
秀魔
未だ片付けられぬまま
秀魔
愛も金も何もいらない
秀魔
この記憶の重りを捨てたい
秀魔
言葉を吸って憂いを吐いた
秀魔
胸の奥が張り裂けそうだ
泥茜
茜色の空を仰ぐ
泥茜
終わりがあるから美しいなんて
泥茜
そんな綺麗事を軽々しく言わないでくれ
泥茜
紙やペンももはやいらない
泥茜
この詩は溝に捨ててくれ
泥茜
どうかどうかどうか其処で
泥茜
強く
秀魔
強く
今を生きて
夏の何もないある日
泥茜は
秀魔
さよならも告げずに何処かへ
秀魔
割れた心は床で
秀魔
片付けられないまま
秀魔
愛もお金も何もいらない
秀魔
この記憶という重りを捨てたい
秀魔
言葉を吸って
秀魔
憂いを吐いた
胸の奥が張り裂けそうね
秀魔
茜色の空を仰ぐ
秀魔
終わりがあるから美しい？
秀魔
そんな綺麗事を簡単に言わないで
秀魔
紙を
秀魔
買ってくれたペンも
秀魔
もはやいらない
秀魔
この言葉を溝にでも捨ててくれ
秀魔
どうかどうか
秀魔
其処で
秀魔
強く強く
秀魔
泥茜の分も今を生きて
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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