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ヒタ‥ヒタ‥
美遊
ひっ‥！
優花
（これが‥鬼‥⁉）
目の前を通り過ぎたのは 血に染まった真っ赤な鬼だった
美遊
（いかにも鬼ですって感じだよ‥）
優花
行ったよ、もう大丈夫
美遊
はぁ‥
美遊
私達、あんなのに追いかけられるの‥⁉
優花
今はとりあえず皆と合流するしかないよ‥！
2階廊下
加奈
夜の廊下って怖い‥
綾
夢だって分かっててもねw
加奈
そういえば、鬼ってどんな感じなんだろう
ヒタ‥ヒタ‥
綾
うーん、やっぱりいかにも鬼、なんじゃない？w
加奈
綾ちゃんってば気楽だなー‥
ヒタ‥ヒタ‥
加奈
もっと緊張感を持たないと
加奈
痛い目に‥
二人の目の前には 血塗られた鬼が立っていた
綾
いかにも鬼（真顔）
加奈
確かに（真顔）
加奈
ってそんなこと言ってる場合じゃないでしょ！
綾
きゃぁぁぁあ！！
加奈
反応遅！まってぇ！
鬼は笑いながら 全速力で追いかけてくる。
綾
やばい、やばいって！
加奈
角を曲がったところの資料室に隠れよう‥‼
バタンッ
加奈
こ、怖い‥
加奈
あんなのに追いかけられるなんて‥
綾
行ったみたいだけど‥
綾
なんかおじいちゃんに似てた気がする‥
加奈
本気で怖かったんだけど！？
綾
ごめんww
綾
皆、どこにいるんだろうね‥
2階廊下
優花
校内のほうが怖いわ‥
美遊
逃げにくそう‥
優花
なんか、聞こえない？
美遊
え？
優花
資料室の方から‥
ガララッ
加奈
きゃぁぁあ！
綾
うわぁぁあ！
優花
（真顔）
美遊
ふ、二人共‥
加奈
び、びっくりしたじゃん！
綾
さっき鬼に追いかけられてさーwww
加奈
笑い事じゃないから！
美遊
私達も見た‥
優花
追いかけられはしなかったけど‥
優花
あんなのに捕まったらあたし達‥
美遊
みんな‥ごめん
美遊
私のせいで‥怖い思いさせちゃって‥
綾
どうせ夢だし
綾
面白いから全然OKww
加奈
まぁ‥夢だしね
優花
でも、どうしてこんなに感触がリアルなんだろう
綾
あれ、二人は咲に会わなかったの？
美遊
咲？
優花
会わなかったけど
美遊
じゃあ今咲は一人って事‥？
加奈
早く探さないと‥！
優花
皆で行くのは危険だよ
優花
せっかく合流できたけど、一旦また別行動ってことでいい？
綾
わかった
美遊
私達は、旧校舎の方を見に行ってみるよ
加奈
じゃあ、またあとで
3話、事態は大きく動き始め‥
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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