主
主
黄
橙
橙
橙
黄
橙
橙
橙
黄
橙
橙
そんな優しいところが好きなんだけどね
橙くんは僕の彼氏
色が見えない僕をいつも助けてくれる
黄
橙
橙
今日はとても暑い
夏が本格的に始まったのではと思うような暑さだ
僕の身体に熱が伝わってくる
この感じ今日は晴れかな?
しかもめっちゃ晴れてるんだろえな~
色が見えないと天気も外を出てみないと分からない
まぁ不便だけど慣れた
...そういえばあの日もこのくらい暑い日だったな
過去
黄
???
黄
???
黄
黄
夕日が綺麗で猛暑だったあの日
僕は当時大好きな人と帰ってた時だった
その人とはもうすぐで付き合うところだった
むしろなんで付き合ってなかったの?ってくらい
その人とは両思いでデートみたいなこともしていた
その日もなんでもない事を話しながら帰ってる時だった
???
黄
そう彼が言って車を見ると
僕に突進しようとしてた
一瞬だった
僕は押されたと感じたのと同時に
ドン
という激しい音が道路に響いた
黄
僕は強く頭を打ったらしく頭が痛かった
しかしそれ以外は痛くなく不思議に思い車を見ると...
黄
黄
血の気が引くのを感じた
そこには彼が血まみれになって倒れていた
どうやら彼が僕の代わりに轢かれてしまったらしい
しかし彼の名を呼んでも返事がない
黄
僕はその現実を受け止められないまま
意識を失った
次に目が覚めたのは病院だった
僕はガンガン痛む頭に顔をしかめながら
目を覚ました
黄
普段見えていたはずのカラフルな色はなく
モノクロ写真のような景色だった
そしてあの時見たものが悪夢だと思いこんだ
彼が轢かれたはずがない
きっとあの日は彼と帰れなかったのだと
医師
そう思っている時医師が来た
黄
医師
医師
医師
黄
黄
その後色についてや彼について聞いた
医師によると色は1部の記憶障害らしい
彼についてはあまり聞けなかった
まぁ勘づいてはいるけど
あの言葉を聞くのが怖くて
聞けなかった
ただひとつ聞いたのは思いっきり車と接触しちゃったらしい
僕は色が消えたのと同時に
大好きだった彼も消えてしまった
彼のことが大好きなのは覚えてるのに
名前も顔も声も全て思い出せなかった
それも記憶の1部のだろうと医師に言われた
色に関しては私生活に影響は無いし
当時はいいかと思っていた
しかし彼については辛かった
僕が代わりに生きたのに
忘れてしまったことが何よりも申し訳なかった
黄
橙
黄
黄
橙
橙
橙
黄
黄
黄
橙
橙
橙
黄
まだ彼のことも色のことも消えたまま
いつかどちらも取り戻せるかな...?
主
主
主
主
主
主
主
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