おりん
おりん
おりん
静かな部屋に、カチカチというキーボードの音がよく響く。 深夜0時。 ピーンポーンという音とともに、猫たちの鳴き声が聞こえた。 外は大雨。 しかも、今は夜遅い。 ガチャッ、とドアを開けると、立っていたのは ずぶ濡れな小さいお客さん。
「莉犬…?どうしたの…?」 「……」 俯いて喋らない小さな彼女。 よく見ると、肩が小さく震えていた。 「とりあえず、中、おいで?」 「…コクッ」
「……」 「……」 莉犬はまだ震えている。 「莉犬、おいで?」 「?…」 ぎゅっ…… 俺は、小さい彼女を抱きしめた。 「…!」 「なんか怖かった?」 「……り」 「ん?」 「かみなり…こわい…」 かみなり…雷…Kaminari… 「かみなりってあの…空から降ってくる?」
少し間を空けて、小さくコクンと頷く彼女。 「…ふふっww、かわいいなぁ…」 俺が頭を撫でると、莉犬はムスッとした顔をした。 それもまた、たまらなく愛しく思えてしまう。 俺は一歩下がって莉犬の頬を両手で挟み、キスをした。 一瞬びっくりしたような顔をしたが、舌を入れると、 すぐにとろけそうな顔になった。 数ミリ口を離し、また口に吸い付く。 甘い声を漏らす莉犬。 俺の手でめちゃくちゃにしてしまいたい。 ゆっくり口を離すと、莉犬は頬を赤らめて口を開いた。 「ぷはっ…///さとちゃ、続き…シて?///」 「もちろん」
おりん
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おりん
おりん
おりん
おりん
おりん
コメント
8件
ブクマ失礼します!
ブクマ失礼します!
ちょー好きです(*´ω`*)