主
ボスキ!フェネス!ちゃんと扉の前にいる?!

大声で聞く主にボスキたちも主に聞こえるように大きな声で返事する。
ボスキ
安心しろ!ちゃんといる!だから、早く寝ろ!

フェネス
はい!居ますから、ゆっくり寝て下さい!

主
わかった!おやすみ!

ボスキ
あぁ!おやすみ!

フェネス
おやすみなさい!〇〇さん!

しばらくすると寝息が聞こえてきて安堵するボスキとフェネス。
ボスキ
寝たか。

フェネス
みたいだね。

ボスキ
随分、早かったな。それだけ疲れさせちまったんだな...。

フェネス
うん。〇〇さんには悪いことしちゃった。楽しい時間ではなく、辛い時間にしちゃって…俺、本当に最低だよ…。

ボスキ
もうすんだことだ。それに、最後は笑ってくれてたじゃねぇか。だから、もう、気にするな。

フェネス
ボスキはずるいよ。そうやって、〇〇さんの全部を受け入れてさ…。俺たちのしたこと、全部許してくれて…。そんないい男だから、〇〇さんはボスキを1番に選んだんだって自分でも納得するくらいかっこよくてさ…。ずるいよ…。

ボスキ
フェネス……。

ボスキ
俺は、かっこよくなんかねぇ。現にフェネスとのことやアモンとのことを初めて聞いた俺は嫉妬で狂っちまいそうだった…。

フェネス
ボスキ………ごめん……。

ボスキ
だが、フェネスのことは、なんとなく〇〇が選ぶような気がしてた…。

フェネス
え?

ボスキ
気が利かず、粗暴な俺と違って、フェネスは、気が利いて優しい上、知識も兼ね備えた出来る男だ。たしかに気弱だが、力だって、俺たちと互角でそんな男だからこそ、〇〇の目に止まるのは時間の問題だってな...。

フェネス
そんな、俺はボスキやハウレスみたいに強くなんかないよ…。それに臆病だし…。〇〇さんが俺を見てくれたのだって奇跡だって思ってるくらいで。

ボスキ
謙遜するなよ。ムカついてきちまう。

フェネス
ご、ごめん…。

ボスキ
嘘だ。フェネスにはムカつかねぇ。ハウレスなら殴り飛ばしてるかもしれねぇが。

フェネス
そんなこといって。ボスキはハウレスのこと嫌いじゃないでしょ?

ボスキ
ちっ。別に嫌いじゃねぇが、なんかムカつくんだよ。上から目線で。

フェネス
ははっ。それがハウレスだから仕方ないよ。

ボスキ
フェネス、お前、今日、ハウレスを目の敵にしてないか?

フェネス
えっ?そんなことないよ?なんで?

ボスキ
いや、なんでもねぇ。

ボスキ
(自覚なしで辛辣なのか…。あんま怒らせねぇようにしねぇとな…。)

ボスキ
ところで、フェネス。

フェネス
?

ボスキ
お前、〇〇と寝たんだろ?

フェネス
!!/////

ボスキ
どうだったんだよ?〇〇は感じてたか?

フェネス
なっなっ何をいきなり聞いてるんだよ?!

ボスキ
ばっ!声がでけぇ!〇〇が起きるだろうが!

主
う~ん…

ボスキ
?!

フェネス
?!

主
すぅ~すぅ~

フェネス
ほっ。

ボスキ
ちっ。起きるかと思ったぜ。

フェネス
ご、ごめん。でも、ボスキが変なこと聞くから////

ボスキ
気になんだろうが…////俺より良かったのかとかどこ感じるのかとか…///

フェネス
ボスキったら////そんなの一番ボスキが知ってることじゃないか///

ボスキ
わからねぇじゃねぇか。自分以外のやつがどんな風に〇〇を抱くかなんて////

フェネス
まぁ、確かに////俺もボスキがどんな風に〇〇さんを抱いたかなんて知らないけど////

ボスキ
だから、教えろ////もっとよくしてやりてぇんだよ///〇〇のこと///

フェネス
なら、ボスキも教えてね?////それが条件///

ボスキ
わかった////

フェネス
えーとね……////

フェネス
(うわ~恥ずかしい///なんで俺、〇〇さんとの情事をボスキに話さなきゃならないの?!なんでこんなことに///)

フェネス
〇〇さんは、首筋とか胸とか……感じてたよ…////

ボスキ
それから?///

フェネス
まっまだ言わなきゃダメ?////

ボスキ
あぁ////聞かせろ。

フェネス
わかったよ///それから、太ももの内側をさすられるのも…感じてた////

ボスキ
あぁ。

フェネス
あとは、〇〇さんの大事なところを舐めたら、すごくおいしくて…夢中で舐めちゃって…/////〇〇さんも、甘い声で鳴いて…感じてくれて…///

ボスキ
あぁ////

フェネス
ボスキ…いい加減、俺ばかり話すの恥ずかしいんだけど////交代しない?////

ボスキ
わっわりぃ////つい、聞き入っちまった。俺も大方フェネスと同じだが...〇〇は耳やヘソも舐められるの弱いぞ…////

フェネス
そうなの?///知らなかった////

ボスキ
あぁ///それから、中の上あたりザラザラしてるGスポットを指で激しくこすると……潮ふいてイッちまう////

フェネス
あっ、やっぱり、あそこそういうポイントだったんだ////多分、ボスキと同じとこだけど、指を出し入れして、〇〇さんの大事な部分舐めたらイッてたから...////そうかなとは思ったけど、確証もてなくて…////

ボスキ
フェネスは、〇〇の中に自分の入れたのか?

フェネス
う…うん////

ボスキ
中に出したか?

フェネス
いや、さすがに外に出したよ///そりゃ、中に出したい気持ちはあったけど、あんな〇〇さん俺の締め付けてくるし////
でも、〇〇さんの負担にはなりたくなかったから。

ボスキ
そうか。

フェネス
ボスキはもちろん入れたんだよね?////

ボスキ
あぁ。

フェネス
中に…その…出したの?////

ボスキ
あぁ////はじめは、俺もフェネスと同じで負担かけたくねぇから、外に出そうとしたんだが、〇〇の足が俺の腰に絡みついて離してくれなくてな////それで中に出しちまった////

フェネス
///////

ボスキ
悪いことしちまったと思って、責任はちゃんととるって言ったがな////

フェネス
え?じゃぁ、〇〇さんのお腹の中にはボスキとの子供が?////

ボスキ
いや、出来てねぇって話だった。

フェネス
そ、そっか。びっくりした///身ごもってるのに俺とあんなことしちゃったのかと思ったよ…。

ボスキ
まぁ、でも、いつかは誰かのガキが出来てもおかしくないだろうな。

フェネス
そうしたら、ボスキはどうするの?

ボスキ
〇〇がどうしたいかによるな。ガキの父親と添い遂げてガキを育てたいっていうなら、俺にとめる権利はねぇよ。

フェネス
ボスキ…。

ボスキ
だが、あの〇〇だぞ?みんなで育てるとかいいそうな気もしてな...。俺としてはまだそっちに期待する方が気持ち的に楽だ…。

フェネス
そ、そうだね。〇〇さんのことだからそういう気がするよ。

ボスキ
ん?

フェネス
ボスキ…今のって。

ボスキ
静かにしろ。

ボスキ
〇〇の部屋の中か?

フェネス
〇〇さん!起きられてしまいましたか?!

主
すぅ~すぅ~

ボスキ
ヤバいな。〇〇入るぞ!

フェネス
ちょっボスキ。何してるの?早く中に入って〇〇さんを助けなきゃ。

ボスキ
フェネス。お前、扉の鍵閉めたか?

フェネス
そんなことする余裕なかったでしょ?!ましてや、俺たちずっと一緒にいたじゃないか!

ボスキ
だよな。

フェネス
なに?

ボスキ
鍵がかかってやがんだよ。この扉…。

フェネス
え?まさか、〇〇さんが中から鍵を?!

ボスキ
いや、それはありえねぇ。ベッドに入るのを見て俺たちは扉を閉めた。その時、鍵が閉まる音はしていないし。〇〇もすぐ寝ちまったから、閉められるはずがねぇ...。

フェネス
それじゃ…ホンモノの…

主
う~ん。うるひゃいなぁ~。

ボスキ
〇〇!!起きろ!そして、すぐこの扉をあけろ!

主
ん?ボスキ?

主
え?!

フェネス
〇〇さん!早くここを開けてください!!

慌てて扉をドンドンガチャガチャ叩いたりドアノブを回すボスキとフェネスに主は
主
きゃ~!!

主
なんで?!

ボスキ
鍵が閉まってんだよ!!中からしか解錠できねぇ!!早く開けろ!

主
むっむりだよ!

フェネス
どうしてですか?!

主
だって鍵しまってない…。きゃ~!!開けて助けてぇ!

ボスキ
落ち着け!扉を蹴破るから扉から離れてろ!

主
わっ、わかった!

そうこうしてるうちに、主の後ろに白い眩い光が現れる。
主
え?

振り返るか振り返らないかのうちに主は光に包まれ消える。文字通り、天使に消されるかのように…。
ボスキ
〇〇!

フェネス
〇〇さん?!

ボスキ
まさか…天使か…?〇〇は…。

フェネス
それは有り得ないよ!天使がもしここで〇〇さんを消したなら、今、目の前にいるはずじゃないか?!

ボスキ
そっ、そうだよな。なら、〇〇はどこ言っちまったんだよ!?

と叫ぶボスキ。そして、物音を聞きつけたハウレス、アモンも部屋に入ってくる。
ハウレス
主様!!ご無事ですか?!

アモン
〇〇さん!?俺が来たっす!

だが、部屋に主様の姿がないことに気づいたアモンは、ボスキの前にきて胸ぐらを掴み
アモン
ボスキさん!あんた何してたんすか?!〇〇さんはどこっすか?!あんた、〇〇さんの1番の彼氏なんじゃないんすか?!

ボスキ
……………。

フェネス
アモン!落ち着いて!

ハウレス
まずは、状況説明をしろ。何があった?

そうして、アモンを落ち着かせた後、状況説明をするボスキとフェネス。
果たして、主は何処へ消えたのか。主はどうなってしまったのか。
次回に続く。