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最後の夜

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最後の夜

1 - 最後の夜

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2018年05月20日

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1年間同棲していた彼氏が他界した

大喧嘩をした日、交通事故にあった

本当に突然の出来事だった

その日は付き合って 3年目の記念すべき夜だった

しかし、仕事が長引いてしまって 約束の時間に帰宅することが出来ず、 せっかく彼が用意してくれた手製の 料理が冷め、台無しになってしまった

いつも通り軽く詫びを入れて事を済まそうとしたがその日の彼はいつもとは違い、私に対してきつく当たった

丁度その時私は気分も優れず、仕事のストレスもあってかそんな彼と話していくうちに強烈な怒りを覚え、 ついに言ってしまった

美和

もういい!

美和

こんな些細なことでそこまで怒ることないでしょ!

美和

あなたは自分の都合でしか

美和

ものを考えることが出来ないの!?

カズ

......

美和

...

私も言いすぎたと思い黙って席を立ち、散歩して頭を冷やそうと一旦家を出た

いつも通う小さな喫茶店で 30分ほどの時間を潰した

あの人もただ単に怒りに任せて私に怒鳴り散らしたんじゃない

それだけ今日のこの日のことを大切に思っていたからこそのことではないか...

そんな彼の気持ちを思うと明らかに 私の振る舞いは最低だった

身勝手な自身を忘れ、改めて彼に 謝ろうと思い、家に向かって歩いた

しかし、彼は家にいなかった

料理も携帯も机に置いたままだった

マメなあの人が携帯電話を忘れるのは珍しく、近くにいるのかと思い、 私は外に出て家の近辺を歩き回った

しかし見つからない

公園や近くの空き地なども見たが 彼の姿はなかった

彼の実家や携帯を調べ、彼の友人等にも連絡を入れたが来てないという

家に帰り、2時間が経過した

私はその時考えていた

帰ってきたら頬をつねってやろう、と

いくら何でも心配させすぎだ 悪ふざけがすぎる と

明日は休日だからこんなことを するんだろう、と

それが彼との最後の夜だった

事故現場は家周辺の一方通行の 十字路だった

横から飛び出して来た車と衝突。 即死だったそうだ...

時刻はPM10時24分丁度私が家を出た10分後だった

その際彼が持っていた遺品は 缶コーヒー1本、 女性用のガウンジャケットと 120円だということを聞かされた

私のガウンジャケット それと、未開封のコーヒー 私の為のジュース代。

細やかな気配りの中に 彼の深い愛情と優しさが感じられた

一緒に帰りたかった...

その言葉を心の中でつぶやいた

同時に私の目から涙が とめどなく溢れた

改めて彼という 存在の大きさに気づいた

ただ、情けなくて悔しかった

チャット型じゃなくてすみません 最後まで読んでいただきありがとうございました by Ace

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