その日は突然訪れた
アイツらが攻めてきたあの日から…
俺らは狂ったのかもしれない
陽太
うわっ!
陽太
コイツも裏切ったのかよ
真理子
この小説裏切り者多いねぇ
零
そこが面白いんじゃない
陽太
そうかな?
陽太
俺的には裏切り者要らないと思うぜ
真理子
なんで?
陽太
裏切り者がいると
陽太
なんか悲しいじゃん
零
そこが面白い
陽太
あのな…
ブブッ
真理子
わっ!スマホ鳴った
陽太
見せて見せて
真理子
いい加減にスマホ買いなさいよぉ
陽太
真理子の見るだけで十分
零
私も
真理子
もう!
陽太
どこどこ
陽太
ってマジかよww
零
どうしたの?
陽太
ひかり姫婚約者いねぇって
真理子
あ〜
真理子
あの綺麗な人?
陽太
そう
陽太
零…
陽太
俺ってイケてる?
零
カッコよくない
陽太
_| ̄|○ il||li
零
でもそんなとこが好き
陽太
お前のタイプ聞いてないって…
真理子
二人して揉めない!
真理子
零は本音で言ってるから
零
そう
陽太
ピエン
零
あ,あれ見て
陽太
どこどこ?
真理子
あっ!ひかり姫が散歩してる!
ひかり
皆さん
ひかり
ごきげんよう
陽太
ひかりさん!
ひかり
あら
ひかり
陽太君
ひかり
今日も元気ね
真理子
じゃ,後は陽太頑張ってね
陽太
ちょま
ひかり
フフッ
零
真理子ガチで消えた…
ひかり
まあまあ
ひかり
その内気になって帰ってくるわよ
でもその日は違ったんだ
ネチョ
ひかり
あら?変な音が
陽太
ひかりさん!
陽太
後ろ!
ひかり
へ?
ひかり
……‼
ひかり
キャアアアア
零
!?
ひかりさんは緑の物体に攫われた
スライム
へへっ
ひかり
いやっ
ひかり
やめてぇぇ
俺と零はひかりさんが攫われるのを見ることしかできなかった
真理子
ただいま
真理子
あれ?ひかり姫は?
零
…
陽太
変なのに攫われちまった
真理子
へ?
こんなのまだ生ぬるいほど
世界は残酷だった