TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

最終話

桜木はる

はぁ、はぁ、

今までにないくらいに早く走ったつもりだったけど、

いつもの分かれ道に来たのに、

桜木はる

いな、い、?

間に合わなかったのかな、

スマホの時計を見てみるけど、

桜木はる

間に合ってる、

先に来ちゃったからかな、

私がはやちとりしすぎただけだと信じたいけど、

桜木はる

来なかったらどうしよう、

約束の時間になったけど、

桜木はる

謙杜、何かあったのかな、

分かれ道にある自動販売機にもたれかかって謙杜の姿を待つ、

やっぱり、心変わりしちゃったのかな、

そう思ってその場を立ち去ろうと 自分の家の方向を向いた時、

桜木はる

わっ、

いきなり目の前が真っ暗になって、

聞き馴染みのあるあの声がした、

長尾謙杜

先に帰ろうとすんなよ、

桜木はる

っ、

桜木はる

謙杜、?

長尾謙杜

今だけ、この状態で話させて、

謙杜に手で目を隠された状態で、

私は謙杜の話を聞き始めた、

長尾謙杜

俺、はるに「キスは、また今度、」って言われた時

長尾謙杜

はるの機嫌損ねたかなって不安になってて、

長尾謙杜

プリ撮る時も、勝手にバックハグしたけど、

長尾謙杜

その後照れてる姿見るまでは不安でしか無かった、

長尾謙杜

やけど、

長尾謙杜

はるが好きやから、意地悪もしたいし、

長尾謙杜

好きやから、キスもしたい、

長尾謙杜

好きやから、一緒に帰りたい

長尾謙杜

はるのこと好きやから。

長尾謙杜

もう二度と草食系男子なんかにならへん

長尾謙杜

やから、また俺の事、彼氏として見てほしい、

初めて聞いた謙杜の本音

やっぱり謙杜を不安にさせてしまってたんだ、

そう思うとすぐに謝りそうになった、

というか、気がつけば

桜木はる

ごめん、謙杜、不安にさせてて、

口がさっきの足よりも はやとちりしていた、

長尾謙杜

え、?

長尾謙杜

それ、どういうこと?

桜木はる

私も好きだよ、

桜木はる

好きだからこそ、キスはまだ早いかなって思ったし、

桜木はる

好きだから、謙杜にされること一つ一つに照れるし、

桜木はる

私だって一緒に帰りたいもん、

桜木はる

私こそごめんね、

桜木はる

こんな私だけど、

桜木はる

もう一度彼女の私として見て欲しい、

そう言った瞬間、

目の前がいきなり明るくなって、

瞬きをすると目の前には泣きそうだけど笑顔な謙杜の顔があった

長尾謙杜

よかったぁ!!!

長尾謙杜

紛らわしいこといわんといてやぁ

長尾謙杜

振られたかと思ったやん、

桜木はる

え、あ、ご、ごめん、

咄嗟に謝ってしまう私、

長尾謙杜

全然いいけど

いたずらに笑う君

きっと私はこのいたずらな笑顔を見せる謙杜が、

桜木はる

大好き、

そう言った瞬間に、

謙杜の顔が目の前に来て、

唇に一瞬だけなにかが触れる

桜木はる

っ、

桜木はる

え?

長尾謙杜

我慢したぶん

長尾謙杜

1回だけ

長尾謙杜

わがまま聞いてもらった

桜木はる

そ、それはずるい!!

なんて君の肩に左手を乗せると

長尾謙杜

捕まえたっ

肩に乗っていた私の左手は謙杜の肩ではなくて

謙杜の手の中にいて、

ぐいっと引っ張られると

桜木はる

んっ、

さっきとは違う、

さっきより長くて 甘いけど優しいキス、

顔が離れていったのを確認すると

君は私に

長尾謙杜

はるからのキスは

“また今度!”

長尾謙杜

待ってるで!

そう言って手を振って走る君

桜木はる

に、逃げるなっ!!!

頬が熱くなるのを感じる、

だけど、

走って行く後ろ姿も、 手を振る幼さも、

私の大好きで大切な謙杜なんだ、

エピローグ

気持ちを伝え終わった後、

照れすぎて逃げるように帰ってきたけど、

夜、

結局会いたくなって

「あいたい」

なんてLINEを送る

すると直ぐに既読がついて

「迎えに来てくれるならいいよ」

なんて強気なメッセージ

だけど文面から伝わる愛らしさ、

そこに感じた、

長尾謙杜

可愛すぎ、

桜木はる

ねぇ、謙杜

長尾謙杜

ん?

桜木はる

夕方に言ってた、

桜木はる

もう二度と草食系男子にはならないってどういうこと?

長尾謙杜

え、あ、

やばい、

やってもうた、

俺が草食男子になるなんて君には言ってなかったから、

俺があの日冷たくしてた理由を知らない、

そしていきなり言われても訳分からん状態、

どうしよ、

長尾謙杜

あ、ぁぁそんなこと言ったけなぁ

桜木はる

言ってたよ?

長尾謙杜

目隠れてたから公園から聞こえてきた子供の声とか、?

桜木はる

いーやっ絶対謙杜の声だった!

まだまだはるには俺が草食男子に なろうとしてたなんて

言うのは遠い未来の話みたいだ

桜木はる

じゃあまた明日ね

長尾謙杜

おう

長尾謙杜

明日からはまたマシンガンが話しかけにいくならな!

桜木はる

自分でマシンガンって言う人初めて見た

なんて些細なことで笑ってくれる

君に俺は何度も

“恋をするんだ”

END

終わったぁ!

最終話までありがとうございました!

ちなみに最後の何度も恋するにちなんで、 みんなが何度も恋をするものはなんですか??

是非感想と一緒にコメントください!

ほかのSTORYや新STORYまで ♡400以上

♡いっぱいだと嬉しいなぁ🤤((

“ 過 去 作 品 ”

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

2,104

コメント

20

ユーザー

初コメ、フォロー失礼しますっ!マジで主さん天才すぎます、、、これからかもがんばってください!

ユーザー

何?その状況...。公園で見てたいなぁ で、やっとあのお姉ちゃたちお互いの気持ちを伝えることが出来たんやって偉そうなことを言う小学生に戻りたい

ユーザー

初コメ&フォロー失礼します🙇‍♀️ あっという間にストーリー読み終わってしまいました(๑¯﹀¯๑)~♡ 雰囲気とかストーリーの進め方とかすごく好きです( •̤ᴗ•̤ )♡ 全然ジャニーズとか詳しくないし、コメントもあまり出来ないかもしれないけどこれからよろしくお願いします( ˶ˊᵕˋ)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚