私の名前は深谷れむ
親孝行と、お姉ちゃんの為に働いている。
働いている場所は、天人五衰(てんにんのごすい)
異能力は無いけど……
だから、資料を貰ってパソコンで打つ仕事をしている
家族とは住んでいる場所と離れてしまっているから
寮だけど…
いつか、お姉ちゃんとお母さんお父さんの元に。
れむ
仕事しなくちゃ
そう言い、座り始めてパソコンを触る
れむ
…
、
ハァーイ?めちゃくちゃごきげんよう!
れむ
ん?
あまり絡んだことのない人なので、その人を目を大きくしながらじっと見つめる
この人は、ニコライ・ゴーゴリ
ゴーゴリ
仕事頑張ってるね!れむちゃんっ。
れむ
あ…
コミュ障で、話しかけられてなんと言えばいいのかわからなかった。
ゴーゴリ
いいよ、ゆっくりで。
少し私は俯いて
れむ
な、んですか。急に人の部屋に不法侵入してきて。
と数秒後に言った
れむ
何か、用でも?
れむ
あるんなら、フョードルさんに伝言で、
ゴーゴリ
いや?
れむ
…
ゴーゴリ
用は無いけどっ。
ゴーゴリ
暇だったから!
あまりにも野暮用だった。
それにしても、明るい人ですね…
明るい人は少し苦手です。
れむ
は、はぁ……
そう溜息を付いて
れむ
暇なのに、なぜ私の所へ。
ゴーゴリ
れむちゃんとはあまり絡んだことないからさ〜?
ゴーゴリ
仲良くしよ?
れむ
…
無視をし、仕事を始め
ゴーゴリ
ちょっとちょっと。
ゴーゴリ
ここ数日寝てないんでしょ?
ゴーゴリ
無理は禁物!
ゴーゴリがれむをお姫様抱っこし
れむ
ちょ、ちょっと…!
ゴーゴリ
いいから。
れむをベッドにおろし
れむ
何するんですか、!
ゴーゴリ
寝なよ
そう言われ、何故か一瞬に瞼の力が強すぎて目を閉じた
れむ
ん…
れむ
あ、そうだ、私はゴーゴリさんに、
れむ
ん、?
れむ
外套、?
れむ
これ、ゴーゴリさんのでは、
れむ
…
勝手な人ですね、
れむ
仕事が終わったら返さなくては、
れむ
…
れむ
それにしても、暖かい。
れむ
あぁ、ダメです。れむ。
れむ
仕事、
仕事をしようと、パソコンを見た
れむ
あ、れ
れむ
全部終わってる…
れむ
…
れむ
本当に身勝手な人です…
どうせ、ゴーゴリさんだろう
そう思った
パソコンと外套を持って部屋を出た
れむ
ゴーゴリさん、居ますか。
ゴーゴリ
はいはーい!
れむ
外套、ありがとうございます
そう言い外套を渡す
ゴーゴリ
はーい、布団が無くちゃ風邪引いちゃうもんね
れむ
…
れむ
今夜も寝るつもりはなかったのに、勝手に寝かせたのはゴーゴリさんじゃないですか。
れむ
身勝手にも程がありますよ。
ゴーゴリ
目が寝不足だったから。
ゴーゴリ
それだけだよ、れむちゃん。
れむ
…
ゴーゴリ
あ、あとあと!
ゴーゴリ
ゴーゴリ「さん」じゃなくて、ゴーゴリ「くん」が良いなぁ
ゴーゴリ
せっかくとても可愛い声なんだから!
れむ
あまり絡んだことないので、ごめんなさい
れむ
それに、絡んだことの無いのにゴーゴリさんは平気にちゃん付け出来るんですね
ゴーゴリ
仲良くしたいんだも〜ん
フョードル
あら、見かけない御2人ですね
ゴーゴリ
あっ、ドスく〜ん、聞いてよ!
ゴーゴリ
れむちゃんったらね、冷たいの!
フョードル
そりゃあそうでしょう、彼女は人見知り体質です。
フョードル
無理に話しかけても彼女が嫌な気持ちになるだけですよ。
ゴーゴリ
えぇ。
れむ
…
れむ
私、部屋に戻りますね。
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