私、春野愛柰!!今日は頑張って受験した王衆高校で初授業です!
ミオ
あ、愛柰~
愛柰
ミオ!!
この子は親友のミオ。 今回、一緒にここへ合格出来たんです。
ミオ
も〜遅いよ~
愛柰
ごめ~ん
ミオ
同じクラスになれるかな!?
愛柰
なれるといいね~
高校にて
愛柰
ええと、、私の名前は…
愛柰
あった!1年A組か~
ミオ
うわ~。私1年B組…
愛柰
そっか〜↓
愛柰
2年のときは
同じクラスになろうね!
同じクラスになろうね!
ミオ
うん…あ、そうだ!!
気をつけて…1年A組は…
気をつけて…1年A組は…
男子たちの足音が廊下に響き渡った
愛柰
え?何?
男子がいなくなった後、 ミオの姿はなかった。
愛柰
ま、いいか。
1年A組にて
先生
初めまして。1年A組を担当する、立花 桜です。
先生
まずは一人一人、自己紹介してください。
愛柰
自己紹介かー。なんて言おっかな…ん?
そのとき、愛柰の近くの黒髪の少女が目に入った。
愛柰
あの子…すごい美人…でも、
どっかで見た事あるような…
どっかで見た事あるような…
愛柰
気のせいか。とりあえずあの子の自己紹介待ってよ。
しかし、その子はいつになっても名前を言わなかった。
愛柰
なんでだろ……
結局、国語の授業が 始まってしまった。
先生
中休みになりました。皆さん
自由行動は、3時間目の用意をしてからね
自由行動は、3時間目の用意をしてからね
私はすぐにあの子の席へ向かった。
するとその子はびっくりしたような顔をした後、うつむきながら呟いた
愛柰
君!すごく美人だね!ねぇ、あなた名前は?
月
私、「ルナ」
愛柰
とっても素敵な名前だね!
自己紹介の事、大丈夫?
自己紹介の事、大丈夫?
月
うん…いつもの事だから。
愛柰
いつも……?
月
私ね、月って書いてルナって読むの
愛柰
そうなんだぁ!
月
私、この名前大好き!
でも……
でも……
愛柰
?…でも?
月
お母さんとお父さん…逮捕されちゃったんだ……
愛柰
え……?
月
私を虐待したから。
よく見ると、月ちゃんの足や手には 痣や傷が沢山あった、、
愛柰
そうなんだ……
キーンコーンカーンコーン チャイムがなった…
愛柰
あ、また後でね
クラスの男子
なぁ、あいつ、あの席で
誰かと喋ってたぞ!
誰かと喋ってたぞ!
クラスの女子
マジでーw怖いんだけどぉ〜
愛柰
ん?
下校時刻
愛柰
月ちゃんバイバーイ!
月
またね……
校門前、ミオが待っていた。
愛柰
ミオ!!
ミオ
愛柰。どうだった?
愛柰
んとね、楽しかった!!
ミオ
そ、そういう事じゃないのよ…
ミオ
そうだ。愛柰、
窓側に空いてる席なかった?
窓側に空いてる席なかった?
愛柰
いや…なかったけど。
ミオ
そっか。ならよかった。