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太宰

…ちゅうや、

火照った顔に甘い声音で、そう名前を呼ばれると

俺はもう、駄目だった__

遡ること数十分__

中也

太宰、入るぞ

太宰

…どーぞ

中也

如何だ

中也

熱測れたか?

俺は軽くノックをしてから寝室に入る

時刻は夜中の1時過ぎ

年を跨いだと云うのに仕事は何時も通り山の如しあり

今帰ってきたばかりだった

太宰

38.1度

中也

…まぁまぁ高いな

帰り道から何処か様子が可笑しいと思っていたが…

矢張り体調不良か……

太宰

年明け早々熱を出すとは……

太宰

今年の運は大凶かな…

中也

此処最近碌に休んで無かったろ

太宰

…まぁ、

太宰

でも中也だって、同じでしょ

太宰がこほっ、と咳を一つ吐く

中也

手前より休みは貰ってる

太宰

……

熱が高い所為か、顔が紅潮し

話は訊いているもののずっとぼーっとしている

中也

疲れが溜まってる上に仕事のし過ぎだ

中也

首領には俺から連絡して休暇貰って来てやるから

中也

薬は先刻飲んだろ

中也

もう大人しく寝てろ

太宰の頭に氷袋を乗せる

太宰

そんな、しなくて良いのに…

太宰

明日になったら、熱だって…下がる……

太宰なりにプライドがあるのだろうか

だがそう云っている今も息が荒れており見ている限りしんどそうだ

中也

手前の躰は限界だとよ

中也

現に今ふわふわじゃねぇか

太宰

……そ、う……だけど……

中也

自分の為にも、少しは休め

太宰

……

少しするとこくりと小さく頷いた

渋々納得してくれたようだ

中也

……じゃあ連絡してくるから

中也

何かあったら直ぐ呼べよ

太宰

……

病人を前に軽く理性が切れかけるのを感じ逃げる様に背を向ける

すると何かが俺の動きを軽く止めた

太宰

……中也

太宰が服を引っ張っていたのだ

中也

……如何かしたか?

すると突然予想もしていなかった言葉が返ってきた

太宰

……、

太宰

キス…して……

中也

……は

太宰

……きす、

太宰

して欲しい……

何を思ったのか、

突然の要求に硬直するが、近付いて軽く太宰の唇と重ねる

中也

……ん

中也

此れで良いか

太宰

…、もっと

中也

…、!

ぐいっと躰が引き寄せられ再び太宰と唇が重なった

然して舌を絡めようとしてくる

中也

…っ、だざ、

此れ以上したら駄目だと思い名前を呼ぶが

太宰

…ん、っ……

其の目は潤んで物欲しそうにしていた

中也

……、ッ

俺は本能の儘に太宰の口内を犯す

暫くして離れると太宰は蕩けた顔で此方を見詰めた

太宰

…は、っ……ちゅうや、

中也

……ンな顔すんな

中也

襲われても知らねーぞ

太宰

……、いい

中也

…、……

太宰

…中也に、なら……

太宰

襲われても……いい、よ… ?

半ば冗談で云った積もりだが 何時もの様に頭が回らない太宰は素直に俺を求めてくる

中也

……莫迦云え

俺は何とかぐっと堪え平常心を保つ

中也

手前は病人だ

中也

流石に今やる訳には行かねーよ…、

曇り一つない太宰の目からふっと逸らす

太宰

……、ちゅうや…

中也

……寝とけ

太宰

やだ、

中也

…手前なァ

太宰

…行かないでよ

中也

……

只でさえ太宰の顔に弱いと云うのに そんな弱々しい声で云われたら尚更嫌でも行けない

傍で立ち尽くす俺に 太宰が追い討ちをかけるように呟いた

太宰

……ね、

太宰

一寸くらい、良いでしょ……

中也

……、

太宰

・・・・
ちゅうや、……

甘い声音でそう名前を呼ばれると 俺の中で糸がぷつんと切れる音がした

然して気付けば太宰の上に跨って再び口付けをする

中也

……後で嘆いても知らねーからな

太宰

うん、…

期待混じりの返事を合図に俺は深く口付けをした__

太宰

…ぁ、ッ…

太宰

ふ、ッ…はっ…♡

体温が高いからか 太宰の息は何時もより乱れ、目には泪を溜めている

其の姿は女性より艶めかしく俺の遊び心を酷く擽った

俺は奥まで入れていたものをギリギリまで抜き再度奥を突く

太宰

ぁ"…ッ、…?!!♡(ビクビクッ)

太宰は大きく身体を反らし痙攣する

太宰

ぅあ”ッ……や…っ…、♡

太宰

っ…~~、…?!!♡♡(ビクビクッッッ)

すると声にならない甘ったるい悲鳴をあげ乍白濁を吐き出した

中也

…ふは、っ

中也

嫌って云ってる割には随分と感度良いじゃねェか

太宰

は、ッ…ちが…

太宰

こ、れ は……ぁッ…

中也

今になって熱の所為は無しだぜ?

既に陶酔している太宰へ更に刺激を与える

太宰

お"、ッ……!?!!♡♡

太宰

ぁ”…あ……、……♡♡

すると衝撃に耐えられず再び絶頂した

太宰

、……お、く…ッ

身を震わせ乍目で抜く様に訴えてくる

だがそんな願いを素直に聞く訳も無く

中也

太宰此処好きだろ?

そう云い結腸の引っ掛かりを軽く突いた

太宰

ひ、ッぁ”……、…?!!♡

太宰

す、…き…ッ、じゃっ、な……(ビクビクッ)

刺激が強すぎたのか、快楽から逃れようと僅かに俺から遠ざかる

中也

嘘は良くねェなァ

中也

太宰ィ?

太宰

あ…ッ…や、ま……っ……!

直前で察した太宰の抵抗も意味を成さず 逃げられまいと腰を掴んで激しく犯す

太宰

あ”…ッ、あ、ぁ…~~~、ッッッ??!!?♡♡

完全に快楽に呑み込まれた太宰は再び絶頂した

太宰

は、ッぁ”、あ……っ♡

太宰

ん”…ぁう”、……ッッ…♡♡

中也

もう喘ぐことしか出来なくなってんな

そう云って太宰の耳を食み首に印を付けた

太宰

ちゅ、や”……ッ、

中也

ん?

太宰

…もっ、と……

太宰

ふ、かく……ッ、

中也

……

脳まで快楽に溶かされてしまったようだ

中也

…ふは、

中也

良いぜ、…

俺は太宰の一言に舌なめずりをし、後背位にして深く突いた

中也

…太宰、っ

太宰

ぁ”ッ、ん……♡

太宰

ちゅ、ぅ”や……、っ

お互いの名前を呼び唇を重ね合う

太宰の高い体温が心地良く感じた__

__1週間後

太宰君、中也君

中也

……

太宰

……

私が云いたい事は良く判ってるよね?

中也

……済みませんでした、…

熱を出した太宰君が幾ら可愛いからって襲っちゃあ……

太宰

は…?!!

中也

ちが…っ!

中也

首領!あれは太宰が…っ

太宰

ち、違う!中也だって…っ

二人とも黙りなさい

中也

……

太宰

……

…はぁ

何方にしろ、太宰君の熱が中也君にも移ってしまったのに、変わりは無いんだからね?

太宰

……御免なさい

中也

……

(…全く如何しようも無い子供達だね)

ふふ、もう良いよ

でも、休んでいた分だけ仕事は溜まっているからね?

太宰

げ…

二人には一段と働いて貰うよ

太宰

えぇ…

中也

……そうですよね、…

太宰

僕又熱出しちゃうよ?

其れは困るなぁ、

…勿論、きちんと休みは取ってあるよ

太宰

やった

但し、

中也

……?

休みの間二人で夜を過ごさないように

中也

…え"

太宰君の身体が砕けちゃうからねぇ

太宰

ちょ、っと……何云ってんの、…/

やっても良いけど、お手柔らかに

中也

!承知しました

太宰

え、いや、承知しないで?!

太宰

やらないしっ!

中也

は?何で

中也

熱の時は手前からさそ_

太宰

あああぁぁ!!//

太宰

あれは熱だから!熱の所為だからっ!!

…其れともう一つ

印は見えない処に宜しくね

太宰

…真逆…っ!

中也

あ、

首には赤い痕が

太宰

……っ、////

太宰

もう中也何か知らないっ!//

結局、 貰った休みの間は殆ど二人で過ごし、夜も共に過ごしましたとさ

中也

……お手柔らかか如何かは、まぁ…な?

end

泥酔

お疲れ様でーす((何か出てきた))

泥酔

新年一発の作品!

泥酔

ハート1万来い!!((無理))

泥酔

えー、それで今回の作品ですね

泥酔

初め映画みたいに(?)なってたじゃないですか

泥酔

あれ、実は診断メーカーのやつなんです

泥酔

これですね

泥酔

帯は連載にしたらできるんですけど、短編なので無しで……

泥酔

ずっと書きたかったんですけど気力なくてやっと書きました(())

泥酔

もう天才だよねこのお題

泥酔

判ってるわぁ…(?)

泥酔

私が38度の記憶なんて題を思い付く筈がないんですよ(?)

泥酔

まぁということです

泥酔

あと、今回🔞シーンの炉利、まじで色んなライターさん参考にして頑張ったんですよ褒めて下s((

泥酔

いやぁ、勉強なったぁ((

泥酔

それじゃあ

泥酔

またいつか!

泥酔

じゃね

この作品はいかがでしたか?

5,471

コメント

92

ユーザー

美味しすぎたわ…😋(?)

ユーザー

ぐふふふふ((きも いや、ちょっ、いや、まっ…うー、熱出たりとかで太宰さんがいつも通りに頭働かなくて、お願いとかして、正気に戻った時に恥ずかしがってるの可愛いですよね…!( ´ཫ` )天才…神…ありがとうございます…!!_|\○_

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