暖かな風が吹き、木々が揺れる。
新しい季節の始まりに、
期待しないで歩く。
黒井鷹村
黒井鷹村___もとい、
グルッペンは「前世の記憶」を 持っていた。
黒井鷹村
現在、高校3年生。
府内一の県立高校、 通称「我高」に通う学生だ。
黒井鷹村
常に孤立はしていたが、
成績は良かったので 先生から推薦された。
まだ、他の役員は 誰か知られていない。
いつだと言うなら、今日だ。
黒井鷹村
少し早歩きして、 「我高」にへと向かった。
先生
黒井鷹村
先生
黒井鷹村
冷たく、機械のように。
先生
桃瀬¿
少し時が経ち、 そろそろ発表に移る。
俺は、周りと同じように 椅子に座っていた。
先生
先生
先生
先生
先生
先生
先生
羽柴翔
羽柴翔、と呼ばれた少年は ステージ上に立つ。
黒井鷹村
黒井鷹村
まさか、まさか……な。
先生
藤井橙野
黒井鷹村
様子を見てると、2人共何気に 仲が良さそうだ。
アイツらは、前世を覚えて、 いるんだろうか。
先生
先生
先生
先生
捏田湊
捏田 湊
羽柴翔
会話を聞くに、2人は 初めて会ってそうだ。
てかなんか今言いかけ なかったか……?
先生
先生
先生
藤井橙野
鬱島大
天乃呂戊太
木下希
犬井論吉
先生
先生
先生
先生
先生
羽柴翔
紫乃二井
神野新平
天乃呂戊太
藤井橙野
蝶野江見
白井蘭
鬱島大
少しステージ上の話を聞くと、
まるで覚えているような 話し振りをする。
覚えていたのなら、 嬉しいのだが。
この様子を見るに、
会長と副会長からなる本部は、 俺と"アイツらだけ"。
いや、きっといる筈なんだ。
アイツらは優秀なのだから。
黒井鷹村
また、俺は仲間達と 居られるのだろうか。
だが、
黒井鷹村
黒井鷹村
黒井鷹村
何も解決できなかった、
何も守れなかった、
そんな、総統を。
コメント
1件
長過ぎたので次には一応終わらせようと思います。 もしかしたら番外編も…?