テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
このエピソード、読んでいて胸がぎゅっとなりました。 「それ以上、踏み込まなかった」という一文が刺さりますよね…。あのとき声をかけていたら、って後悔はきっと一生残ると思います。大和が「人の表情を異常なほど見るようになった」という一文に、彼の変わらなきゃという決意が凝縮されていて、とても好きです。この過去が今の大和を作ったんだなと腑に落ちました。
過去編
中学2年。
大和には、いつも一緒にいる親友がいた。
しかしある時から、その友人は笑わなくなった。
大和
友人
大和
それ以上、踏み込まなかった。
――それが間違いだった。
数週間後。
担任「黒田。少し話がある」
そこで初めて、大和は知った。
友人がクラスで孤立していたこと。
毎日のように嫌がらせを受けていたこと。
そして――
もう学校へ来なくなったこと。
大和
担任「君のせいじゃない」
大和
拳を強く握る。
大和
その日から大和は、人の表情を異常なほど見るようになった。
笑っているか。 無理をしていないか。 助けを求めていないか。
「二度と、気づけなかった自分には戻らない」
それが大和の原点だった。
200
ビート
342
28
339