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本当になく( ߹꒳߹ )
💙ちゃんと❤️くんの作戦ってなに⁉︎
ロゼ
ロゼ
ロゼ
目を覚ますとそこは暗い部屋
また固い床に倒れていた
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起き上がって見回すが♥️くんの姿がない
心臓がきゅっと縮まる
手を繋いだ程度ではやはり別れてしまったのだろう
そう思いたい
でも、万が一♥️くんがこの世界にいなかったら…
ギィ、とドアの軋む音が聞こえた
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振り返ると♥️くんがドアを開け、僕を見て微笑んだ
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緊張した身体が力を抜く
その反応に♥️くんは僕の心境に気付き、慌てて駆け寄ってきた
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♥️くんのアミュレットが砕けなかったこと 一緒にここに来れたことにひとまず安心する
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僕らはまずダンジョンの構造を把握するために警戒しながら歩き始めてる
ここの世界に変わったところはない
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僕らはプールのある場所に向かう
やっぱりプールだけはパステルカラーではなくそのままそこにあった
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プールに到着しても魔王の姿はない
💖くんにとって苦手な水場には近寄りたくないのかもしれない
それでもここにプールがそのままあるのは それだけ💖くんにとって💛くんが大きな存在だということ
僕も『💛くん』という名前を聞くだけで寂しさを感じる
♥️くんの言う通り仲が良かったんだろう
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倒される前に魔王が言ってたことを思い出す
💖(魔王)
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震える手で胸元をぎゅっと握りしめる
まるでそこから溢れる何かを抑えつけるように。
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♥️くん
💖くん
💛くん
💛くんのことは覚えていないけど、わかる
その名前を呼ぶ度に ♥️くんを呼ぶのと同じように、 💖くんを呼ぶのと同じように、 心が弾んで
そして、痛い
生き残れば💛くんを助ける方法だってあるかもしれない 多くは望めないこの状況でも、僕にはそんな希望が生まれてしまう
だって♥️くんはこんなにもボロボロなっても、💛くんとの絆を大切にしている
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確か、両腕が蛇になっていた。そして自分から攻撃してこないでずっとぼくらをまっていた
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本当にあの作戦で大丈夫なのかな
今の♥️くんの精神状態で任せていいのかな
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しばらく歩き回って見たけど、魔王は現れない。
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大人しくてひかえめな子だと思っていた
そんな彼が目を輝かせ、臆面もなく笑うのを見て本当は嬉しくてたまらなかった
💖くんの笑顔を思い出していると顔が熱くなる
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屋上への階段を上ると学校と同じようなドアがあった
ドアノブを普通に捻ってもびくともしない
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僕はドアノブを持ち上げた
ガコッ
ドアを開けると風が吹き込んできた
吹き込んできた風にはお菓子のような甘い香りと、肌を刺すような怖気が含まれていた
ピンクの翼がゆっくりと宙を薙ぎ、ドアに背を向けていた彼はこちらを振り返る
風に躍る髪の隙間からサファイアのような青い瞳が覗く
目はこちらを見つめているが、彼の視線はうつろだ
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動けなくなっていた身体が呪縛を解かれたように動いた。
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♥️くんの声で動けるようになったこと2感謝しつつ、僕はもう一度魔王を見る
あそこにいるのは僕が好きになった男の子
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💖(魔王)
彼を取り戻すためにここへやってきたのだから
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もう一度そう呼んで、 あの無邪気な笑顔で笑ってほしい。